平成27年度 秋期 午前 問35
ネットワーク
TCPに関する問題
TCP/IP ネットワークにおいて,TCP コネクションを識別するために必要な情報の組合せはどれか。
- アIP アドレス,セッション ID
- イIP アドレス,ポート番号
- ウMAC アドレス,セッション ID
- エポート番号,セッション ID
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✓ これが正解イIP アドレス,ポート番号
解説
TCPコネクションはIPアドレスとポート番号で識別します。
TCPのコネクションは、双方向で信頼性のあるデータの流れを扱う仮想的な通り道です。同じ機器の上でも複数のアプリが同時にTCPを使えるので、機器の場所だけでは接続を一つに特定できません。そこで、送り側と受け側それぞれのIPアドレスとポート番号を組にした4つ組でコネクションを識別します。IPアドレスがどの機器かを、ポート番号が機器の中のどのアプリかを、それぞれ担っているわけです。見分けるときの軸は二つです。一つ目は、識別に必要な情報のうち機器を特定する部分がIPアドレスかMACアドレスかです。TCPはIPの上に載る仕組みなので、機器を特定するのはIPアドレスです。二つ目は、機器の中のアプリを特定する部分がポート番号かセッションIDかです。TCPそのものが持つ識別要素はポート番号なので、後者はTCPのコネクションを識別する情報にはあたりません。この二つを重ねると、必要な情報の組合せは一つに絞られます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アIP アドレス,セッション ID:IPアドレスとセッションIDの組を挙げています。セッションIDはTCPのコネクションを識別する情報ではなく、上位のアプリケーションや対話管理の層で使われる識別子なので、TCPの識別要素として並べる組合せにはなりません。
- ウMAC アドレス,セッション ID:MACアドレスとセッションIDの組を挙げています。TCPはIPの上に載って動くので、機器を特定するのはIPアドレスです。MACアドレスは同一のリンク内で機器を識別するもので、TCPコネクションの識別には用いません。
- エポート番号,セッション ID:ポート番号とセッションIDの組を挙げています。ポート番号はTCPの識別要素として妥当ですが、機器を特定する情報が抜けています。同じポート番号を使っていても機器が違えば別のコネクションになります。
この問題の用語
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- ポート番号同じ機器の中で、どの用途の通信かを見分けるための番号。住所が建物にあたるなら、これは部屋番号にあたります。
- セッション利用者がつながってから終わるまでの、一続きのやり取りのことです。識別のためのIDが割り当てられ、同じ利用者のやり取りとしてまとめます。
出典:平成27年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問35
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 科目A 問8:HTTPSに関する問題(セッション)
- 令和元年度 秋期 午前 問39:バックドアに該当するもの(TCP)
- 令和元年度 秋期 午前 問34:ポート番号に関する問題(ポート番号)
- 平成31年度 春期 午前 問34:ポート番号の組合せ(ポート番号)
- 平成29年度 春期 午前 問37:ディレクトリトラバーサルの問題(セッション)
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