平成28年度 秋期 午前 問5
情報に関する理論
標本化に関する問題
標本化,符号化,量子化の三つの工程で,アナログをディジタルに変換する場合の順番として,適切なものはどれか。
- ア標本化,量子化,符号化
- イ符号化,量子化,標本化
- ウ量子化,標本化,符号化
- エ量子化,符号化,標本化
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✓ これが正解ア標本化,量子化,符号化
解説
時間で区切り、値を丸め、最後に符号にする順です。
音や電圧のように連続して変化する信号を、そのままの形でコンピュータに取り込むことはできません。そこで三つの段を踏みます。まず時間の方向を一定の間隔で区切り、その瞬間の値だけを取り出します。これが標本化です。次に、取り出した値を、あらかじめ決めておいた段階のどれかに丸めます。これが量子化です。最後に、丸めた段階の番号を0と1の並びで表します。これが符号化です。この順番が決まる理由は、後ろの段が前の段の結果を材料にしているからです。時間を区切らなければ丸める対象の値そのものが定まりませんし、値を丸めなければ符号を割り当てる段階が定まりません。時間、値、表現の順に離散化していくと押さえておくと、並べ替えを問われても迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ符号化,量子化,標本化:符号化を先頭に置き、標本化を最後に置いています。符号にすべき段階の値がまだ何も決まっていない時点では、0と1に割り当てる対象がありません。三つの工程を完全に逆さまに並べた形です。
- ウ量子化,標本化,符号化:量子化を先頭に置き、標本化をその次に置いています。時間の方向で区切る前の信号は、瞬間ごとの値がまだ取り出されていないので、丸める対象そのものが定まりません。先頭の二つが入れ替わっています。
- エ量子化,符号化,標本化:量子化から始めて標本化を最後に置いています。丸める対象が定まらないまま進むうえ、時間で区切るのが最後になるため、いったん0と1に直したものをもう一度切り分ける形になり、筋が通りません。
この問題の用語
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問5
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