平成28年度 秋期 午前 問50
ソフトウェア開発管理技術
モデリングツールを使用して,本稼働中のデータベースの定義情報から E-R 図などで表現した設計書を生成する手法はどれか。
- アコンカレントエンジニアリング
- イソーシャルエンジニアリング
- ウフォワードエンジニアリング
- エリバースエンジニアリング
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✓ これが正解エリバースエンジニアリング
解説
出来上がりから設計情報を取り出す手法です。
開発の流れをふつうに追うと、何を作るかを決めて設計し、それを形にしていきます。設問が述べているのは、その向きを逆にたどる作業でした。すでに動いているデータベースの中に入っている定義の情報を読み取り、そこから表どうしの関係を図にして、設計書に相当するものを起こしています。つまり出発点が完成物のほうにあり、取り出したいのは設計の情報です。手で書き起こす代わりにツールに読み取らせているだけで、向きが逆であることは変わりません。この向きに着目した語がリバースエンジニアリングでした。長く使われてきたシステムで、設計の資料が残っていない、あるいは実物と食い違っているときに使われます。残る三つは、この向きの話ではありませんでした。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アコンカレントエンジニアリング:複数の工程を同時並行で進めて全体の期間を縮めるやり方として知られる語です。話題になっているのは作業の進め方であって、出来上がったものから設計の情報を取り出すという向きには触れていませんでした。
- イソーシャルエンジニアリング:人の心理や行動の隙を突いて情報を聞き出す手口として知られる語です。扱う対象が人であり、しかも安全を脅かす側の話でした。定義情報を読み取って設計書を起こすという開発の作業とは、そもそも領域が違います。
- ウフォワードエンジニアリング:設計から実装へと順にたどっていく向きを指す語です。設問が述べているのは完成した実物のほうを出発点にする作業なので、向きが正反対でした。対になる語なので、どちらから何を得るのかで見分けます。
この問題の用語
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
- ソーシャルエンジニアリング技術ではなく人の心理や習慣につけ込んで情報を聞き出す手口。急いでいるふりや、権威をよそおう形が典型です。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問50
同じ用語が出る問題
- 令和元年度 秋期 午前 問41(ソーシャルエンジニアリング)
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