平成28年度 秋期 午前 問54
プロジェクトマネジメント
ピーク時の要員
開発期間 10 か月,開発工数 200 人月のプロジェクトを計画する。次の配分表を前提とすると,ピーク時の要員は何人か。ここで,各工程では開始から終了までの要員数は一定とする。
配分表(原典は表。左上のセルは「項目\工程名」の斜線):
| 項目\工程名 | 要件定義 | 設計 | 開発・テスト | システムテスト |
|---|---|---|---|---|
| 工数配分(%) | 16 | 33 | 42 | 9 |
| 期間配分(%) | 20 | 30 | 40 | 10 |
- ア18
- イ20
- ウ21
- エ22
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✓ これが正解エ22
解説
各工程の工数を期間で割り、最大の22人です。
問われているのは、四つの工程のうち最も多くの人が同時に必要な工程の人数です。各工程では開始から終了まで人数が一定と書かれているので、工程ごとに、その工程が使う工数を、その工程の期間で割れば人数が出ます。まず全体200人月を配分します。要件定義は200×0.16=32人月、設計は200×0.33=66人月、開発・テストは200×0.42=84人月、システムテストは200×0.09=18人月です。次に全体10か月を配分すると、順に2か月、3か月、4か月、1か月になりました。あとは割るだけです。32÷2=16人、66÷3=22人、84÷4=21人、18÷1=18人となり、最も多いのは設計工程の22人でした。要点は、工数の大きさだけを見ないことです。工数の配分と期間の配分がずれている工程にこそ、要員の山ができました。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア18:最後の工程だけを取り出すとこの人数になります。割り当てられた18人月を1か月で終える形です。ただし問われているのは最も多く必要な時点なので、四つを出しそろえてから大きいほうを選ばなければなりませんでした。
- イ20:全体の200人月を全体の10か月でそのまま割るとこの人数になります。ならした平均であって、工程ごとの偏りが消えています。配分の比率が工数と期間とでずれているからこそ山ができる、という点が抜けていました。
- ウ21:開発・テストの工程だけを取り出すとこの人数になります。工数の割合がいちばん大きいので選びたくなりますが、その工程は期間も長く取られており、割った結果はかえって下がりました。大きさと必要人数は一致しません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
- システムテスト作り上げたシステム全体が、求めたとおり動くかを確かめる試験です。機能のほか、性能や操作性、異常時の動きなども確かめます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問54
同じ用語が出る問題
- 令和元年度 秋期 午前 問58(システムテスト)
- 令和元年度 秋期 午前 問51(要件定義)
- 平成30年度 秋期 午前 問65:要件定義プロセスで実施すべきもの(要件定義)
- 平成28年度 春期 午前 問50:構成管理に起因しない問題(システムテスト)
- 平成26年度 秋期 午前 問49:ソフトウェア保守に関する問題(システムテスト)
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