第109回 午後 問14
公衆衛生看護管理論
健康危機管理で感染症の発生時の対応はどれか。
- 1積極的疫学調査の実施
- 2感染症指定医療機関の指定
- 3感染症発生動向調査の実施
- 4地域DOTSの関係機関への研修の実施
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✓ これが正解1積極的疫学調査の実施
解説
感染症の発生時には、積極的疫学調査を行います。
健康危機管理では、平常時に備える活動と、実際に感染症が発生したときに行う活動を分けて考えます。判断の軸は、その活動が発生をきっかけに行われるものか、発生の有無にかかわらず普段から続けるものかです。
積極的疫学調査は、感染症法第15条に基づき、都道府県知事などが感染症の発生の状況、動向、原因を明らかにするために、患者や接触した人などに質問や調査を行うものです。感染源や感染経路を突き止め、接触者を把握してまん延を防ぐために、発生をきっかけに行われるので、発生時の対応にあたります。
ほかの活動は、平常時の備えにあたります。感染症指定医療機関の指定は、患者を受け入れる医療体制をあらかじめ整えておくことです。感染症発生動向調査は、普段から患者の発生状況を継続して集めるサーベイランスです。地域DOTSの関係機関への研修は、結核の服薬支援の体制づくりです。発生したら調べる、と覚えておくと区別しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2感染症指定医療機関の指定:感染症指定医療機関の指定は、感染症の患者を受け入れる医療体制をあらかじめ整えておくための仕組みです。発生してから慌てて行うものではなく、平常時の準備にあたるため当てはまりません。
- 3感染症発生動向調査の実施:感染症発生動向調査は、医療機関からの届出などで患者の発生状況を普段から継続して集め、分析して公表するサーベイランスです。発生の有無にかかわらず続ける平常時の活動です。
- 4地域DOTSの関係機関への研修の実施:地域DOTSの関係機関への研修は、結核患者の服薬を地域で支える体制を整えるための取り組みです。特定の感染症が発生したときの対応ではなく、平常時の体制づくりにあたります。
出典:第109回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問14(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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