第109回 午後 問19
保健統計学
国民健康・栄養調査に関する問題
令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査における身体活動・運動で正しいのはどれか。
- 120~49歳で運動習慣のある者の割合が最も高い。
- 220歳以上の歩数の平均値は1日8,000歩を下回る。
- 3男性より女性の方が運動習慣のある者の割合が高い。
- 4歩数の平均値は平成22年(2010年)の約2倍である。
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✓ これが正解220歳以上の歩数の平均値は1日8,000歩を下回る。
解説
令和元年の20歳以上の歩数の平均値は、男女とも1日8,000歩を下回ります。
国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づいて国民の身体の状況、栄養素等の摂取量、生活習慣の状況を毎年調べる調査です。身体活動では、運動習慣のある者の割合と、1日の歩数の平均値を見ます。運動習慣のある者とは、1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上続けている人のことです。
令和元年の調査(出題当時の最新の公表値)では、20歳以上の歩数の平均値は男性6,793歩、女性5,832歩で、男女とも1日8,000歩に届いていません。ここ10年ほどの推移を見ても大きな増加はなく、健康日本21(第二次)の最終評価でも歩数・運動習慣者はいずれも変わらないと評価されました。そのため、20歳以上の歩数の平均値は1日8,000歩を下回るという説明が正しいです。
ほかの説明は、調査の傾向と逆になっています。運動習慣のある者の割合は、時間に余裕のある高齢の年代で高く(65歳以上 男性41.9%・女性33.9%)、仕事や子育てで忙しい20〜64歳で低い傾向があります(男性23.5%・女性16.9%)。男女で比べると、男性の方が割合が高くなっています。歩数の平均値が10年前の約2倍に増えた事実もありません。歩数は8,000歩に届かず、運動習慣は若い働き盛りの世代と女性で低い、と押さえておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 120~49歳で運動習慣のある者の割合が最も高い。:年代別に見ると、退職して自由な時間が増える高齢の層ほど運動を続けている人が多く、働き盛りの層は少なめです。20〜49歳を最も高いとするのは調査の傾向とちょうど逆になります。
- 3男性より女性の方が運動習慣のある者の割合が高い。:令和元年の調査では、運動習慣のある者の割合は女性より男性の方が高くなっています。女性の方が高いという説明は調査の結果と合わないため誤りです。
- 4歩数の平均値は平成22年(2010年)の約2倍である。:平成22年ごろから令和元年までの歩数は、男女とも目立った伸びがなくほぼ同じ水準で推移しました。10年前の倍に増えたという事実はないので、この説明は誤りです。
出典:第109回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問19(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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