第109回 午後 問26
公衆衛生看護活動展開論
潜伏期間が最も長い感染症
潜伏期間が最も長い感染症はどれか。
- 1風疹
- 2肺結核
- 3百日咳
- 4インフルエンザ
- 5流行性耳下腺炎
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✓ これが正解2肺結核
解説
挙げられた感染症の中で、潜伏期間が最も長いのは肺結核です。
潜伏期間は、病原体に感染してから症状が出るまでの期間です。感染症ごとにおおよその長さが決まっていて、接触者の健康観察の期間を決めるときなどの目安になります。
日本小児科学会の学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説(2012年9月改訂版)では、結核の潜伏期間は2年以内、特に6か月以内に多く、初期結核の後に数十年たってから症状が出ることもあるとされています。結核菌は体の中で長くじっと潜んでいることができ、免疫の力が弱ったときに発病することがあるためです。月から年の単位なので、5つの中で最も長いのは肺結核です。
同じ資料では、風疹と流行性耳下腺炎は主に16〜18日、百日咳は主に7〜10日、インフルエンザは1〜4日とされており、いずれも日から週の単位です。結核だけが月から年の単位と覚えておくと、接触者健診を長く続ける理由もつながって理解できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1風疹:風疹の潜伏期間は主に16〜18日(14〜23日)とされ、週の単位です。数か月から年の単位に及ぶ結核と比べるとずっと短いため、最も長いものには当てはまりません。
- 3百日咳:百日咳の潜伏期間は主に7〜10日(5〜21日)とされています。挙げられた中では短い部類で、月や年の単位に及ぶ結核の潜伏期間には遠く及びません。
- 4インフルエンザ:インフルエンザの潜伏期間は1〜4日(平均2日)とされ、挙げられた感染症の中で最も短い部類です。感染してすぐに発症するので、潜伏期間が最も長いものではありません。
- 5流行性耳下腺炎:流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の潜伏期間は主に16〜18日(12〜25日)で、風疹とほぼ同じ週の単位です。月から年の単位の結核よりずっと短いため違います。
出典:第109回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問26(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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