第110回 午前 問5
公衆衛生看護学概論
健康段階別保健行動に関する問題
健康段階別保健行動とその内容の組合せで正しいのはどれか。
- 1健康増進行動 ― 治療のため医療機関を受診する。
- 2病気回避行動 ― 睡眠不足の解消のため休養をとる。
- 3病気対処行動 ― 早期発見のためがん検診を受診する。
- 4予防的保健行動 ― 健康維持のため運動をする。
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✓ これが正解2病気回避行動 ― 睡眠不足の解消のため休養をとる。
解説
睡眠不足を休養で解消するのは病気回避行動にあたります。
健康段階別保健行動は、自分の健康状態をどう受け止めているかによって、とる行動を段階に分けて整理したものです。より健康になることをめざす健康増進行動、病気の予防や早期発見をめざす予防的保健行動、体調の不調を感じたときに病気にならないように避ける病気回避行動、病気を自覚して治療を受ける病気対処行動、という順に、健康の段階が下がるほど行動の目的が変わっていきます。
睡眠不足のときに休養をとるのは、すでに不調の兆しがあり、それが病気につながらないように手を打つ行動なので、病気回避行動の組合せは正しい内容です。
他の組合せでは、治療のために受診するのは病気を自覚した後の病気対処行動、がん検診で早期発見をめざすのは予防的保健行動、健康維持のための運動は健康増進行動にあたり、いずれも段階がずれています。
見分け方は、行動のきっかけが、より健康に、予防・早期発見、不調の兆し、病気の自覚、のどれなのかを確かめることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1健康増進行動 ― 治療のため医療機関を受診する。:医療機関を受診して治療を受けるのは、病気になったと自覚した後にとる病気対処行動です。より健康な状態をめざす健康増進行動とは、行動の目的が合っていません。
- 3病気対処行動 ― 早期発見のためがん検診を受診する。:がん検診は、自覚症状のない段階で病気を早く見つけるための行動で、予防的保健行動に分類されます。病気になってからの対処ではないので組合せが誤りです。
- 4予防的保健行動 ― 健康維持のため運動をする。:健康を維持するための運動は、今より健康な状態をめざす健康増進行動にあたります。予防接種や検診のような、特定の病気の予防・早期発見をねらう行動とは区別されます。
出典:第110回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問5(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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