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第110回 午前 問39

保健医療福祉行政論

生活保護に関する問題

生活保護について正しいのはどれか。2つ選べ。

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✓ これが正解1介護扶助は現物給付である。

✓ これが正解4基本原理として補足性の原理が定められている。

解説

介護扶助は現物給付で、基本原理に補足性の原理があります。

生活保護は、生活保護法に基づき、生活に困窮するすべての国民に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、最低限度の生活を保障するとともに自立を助長する制度です。財源は公費で、保護には生活扶助、住宅扶助、教育扶助、医療扶助、介護扶助などの扶助があります。

生活保護法第34条の2第1項は、介護扶助は、現物給付によつて行うものとする、と定めています。介護サービスそのものが提供される形で行われるので、記述は正しい内容です。また、同法第4条は保護の補足性として、保護は、生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる、と定めており、補足性の原理は生活保護の基本原理の1つです。この2つが正しい組です。

ほかの記述では、生活保護は所得保障の中で公的扶助に分類され、一定の要件に当てはまれば支給される児童手当のような社会手当とは区別されます。また、保険料を財源とする社会保険ではなく、公費で賄われます。保護開始の主な理由は被保護者調査で集計されており、令和3年度の結果(出題当時の公表値)では、貯金等の減少・喪失が44.1%で最も多く、傷病によるは19.2%でした。傷病が最も多いという記述は誤りです。

覚え方として、生活保護の基本原理は、国家責任、無差別平等、最低生活保障、補足性の4つ、医療扶助と介護扶助は現物給付、と押さえておきましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第110回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問39(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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