第111回 午前 問9
公衆衛生看護活動展開論
偏見に関する問題
精神障害者に対する偏見の解消に向けた取り組みで正しいのはどれか。
- 1患者会の立ち上げ
- 2ピアサポーターによる相談
- 3精神障害に関する市民講座の開催
- 4病院受診時のホームヘルパーの同行
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✓ これが正解3精神障害に関する市民講座の開催
解説
偏見の解消には、市民講座で一般住民の理解を広げることが有効です。
精神障害者に対する偏見(スティグマ)は、病気についての誤った思い込みや知識の不足から生まれ、本人の受診の遅れや地域での孤立につながります。偏見を減らすには、偏見をもつ側である一般の住民に向けて正しい知識を伝え、理解を深めてもらう普及啓発が基本になります。
精神障害に関する市民講座は、地域住民が病気の特徴や回復の見通し、接し方を学ぶ機会であり、当事者の体験を聞く場を組み合わせることもできます。住民全体の認識に働きかける点で、偏見の解消に直接つながる取り組みです。したがって、市民講座の開催が正しいものです。
患者会、ピアサポーター、ホームヘルパーの同行は、いずれも当事者本人を支える取り組みです。誰に働きかける取り組みかを見て、偏見をもつ側への働きかけかどうかで区別しましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1患者会の立ち上げ:患者会は、同じ病気をもつ人どうしが支え合い、情報を交換する場です。当事者の力を高める意義はありますが、地域住民がもつ偏見に直接働きかける取り組みではありません。
- 2ピアサポーターによる相談:ピアサポーターによる相談は、同じ経験をもつ人が当事者の悩みに寄り添う支援です。本人の回復や生活を支えることが目的で、地域住民の意識を変えることが主な狙いではありません。
- 4病院受診時のホームヘルパーの同行:受診時のホームヘルパーの同行は、当事者の通院を支える個別の生活支援です。本人への支援として大切ですが、地域の人々がもつ偏見を減らす働きかけにはあたりません。
出典:第111回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問9(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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