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第111回 午前 問21

保健統計学

労働力率に関する問題

平成14年(2002年)と令和4年(2022年)の労働力調査における女性の年齢階級別労働力率の推移を示す。令和4年(2022年)のM字カーブの底が、平成14年(2002年)と比較して浅くなっている現象の説明で正しいのはどれか。

女性の年齢階級別労働力率の推移(原典は図。折れ線グラフの各年齢階級の値(%)を書き写した。平成14年は破線・▲、令和4年は実線・●):

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✓ これが正解4有配偶者の労働力率の上昇

解説

M字カーブの底が浅くなったのは有配偶者の労働力率の上昇によります。

日本の女性の年齢階級別労働力率は、結婚や出産・子育ての時期に仕事を離れる人が多いため、20歳代後半から30歳代で落ち込み、その後再び上がるM字型の曲線を描いてきました。グラフでは、平成14年は30〜34歳が60.3%で谷になっていますが、令和4年は同じ年齢階級が80.6%まで上がり、谷がかなり浅くなっています(出題当時の最新の公表値)。

この変化の主な要因は、結婚や出産の後も仕事を続ける女性が増えたこと、つまり有配偶者の労働力率の上昇です。育児休業制度の整備や保育の受け皿の拡充などにより、子育て期にも働き続けられる環境が広がってきました。したがって、有配偶者の労働力率の上昇が、M字カーブの底が浅くなった現象の説明として正しいものです。

労働力率は、15歳以上の人口に占める労働力人口(就業者と完全失業者)の割合です。働く人や働こうとする人の割合が増えれば谷は浅くなる、という向きで各記述を確かめると判断しやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第111回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問21(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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