第111回 午前 問37
公衆衛生看護管理論
事業管理に関する問題
保健師が行う事業管理について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1予算を編成する。
- 2業務分担を指示する。
- 3職員の能力評価を行う。
- 4保健活動の評価を行う。
- 5組織の体系図を作成する。
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✓ これが正解2業務分担を指示する。
✓ これが正解4保健活動の評価を行う。
解説
事業管理では、業務分担の指示と保健活動の評価を行います。
保健師が担う管理には、事業管理、組織運営管理、予算管理、人事管理、情報管理、健康危機管理などがあります。このうち事業管理は、保健事業を計画し、実施し、評価して改善する一連の過程を、計画・実施・評価・改善のサイクルに沿って管理することです。
事業を実施する段階では、担当する職員に業務の分担を指示し、事業が計画どおり進むよう調整します。また、事業の終了後や節目には、目標がどの程度達成できたか、住民にどのような変化があったかなど、保健活動の評価を行って次の計画に生かします。したがって、業務分担の指示と保健活動の評価の2つが事業管理です。
予算の編成、職員の能力評価、組織の体系図の作成は、それぞれ予算管理、人事管理、組織運営管理の内容です。何を管理の対象にしているか(事業そのものか、お金か、人か、組織か)で分類すると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1予算を編成する。:予算の編成は、事業に必要な経費を見積もり予算として組み立てる予算管理の内容です。事業管理と関わりは深いものの、管理の対象はお金であり、区分が異なります。
- 3職員の能力評価を行う。:職員の能力評価は、職員の能力や実績を評価して育成や配置に生かす人事管理の内容です。事業の計画・実施・評価を管理する事業管理とは区別されます。
- 5組織の体系図を作成する。:組織の体系図の作成は、部署の構成や指揮命令の系統を明らかにする組織運営管理の内容です。個々の保健事業を計画・実施・評価する事業管理とは対象が異なります。
出典:第111回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問37(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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