第111回 午前 問36
公衆衛生看護活動展開論
再興感染症に関する問題
再興感染症はどれか。2つ選べ。
- 1結核
- 2マラリア
- 3ウエストナイル熱
- 4後天性免疫不全症候群〈AIDS〉
- 5新型コロナウイルス感染症〈COVID-19〉
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✓ これが正解1結核
✓ これが正解2マラリア
解説
結核とマラリアは、一度減った後に再び問題となった再興感染症です。
再興感染症は、かつて流行し、一時は制圧されたか患者が減って公衆衛生上の問題ではなくなったと考えられていたものの、再び増加したり問題になったりしている感染症です。これに対して新興感染症は、新たに認識された感染症で、局地的あるいは国際的に公衆衛生上の問題となるものを指します。
結核は、治療薬の普及で大きく減少しましたが、高齢者の発病や薬が効きにくい結核菌の出現などにより再び問題となっており、再興感染症の代表です。マラリアも、対策によって一時は減少した地域で、薬剤に強い原虫や殺虫剤に強い蚊の出現などにより、再び流行が広がっています。したがって、結核とマラリアの2つが再興感染症です。
かつて流行して一度は減った病気が再び増えたものは再興、近年になって新たに認識され、公衆衛生上の問題となったものは新興、と区別すると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 3ウエストナイル熱:ウエストナイル熱は、ウイルス自体は1937年にウガンダで見つかっていますが、1999年にアメリカ合衆国で流行が確認されて以降に広がり、新興感染症の例として挙げられる病気です。かつて制圧された病気が再び増えたものとして扱われてはいません。
- 4後天性免疫不全症候群〈AIDS〉:後天性免疫不全症候群(AIDS)は、1980年代に初めて報告された病気で、新興感染症の代表です。以前に制圧された病気が再び流行したものではないため、再興感染症にはあたりません。
- 5新型コロナウイルス感染症〈COVID-19〉:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年末に初めて確認された新しい感染症で、新興感染症にあたります。再興感染症の定義には当てはまりません。
出典:第111回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問36(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
同じ用語が出る問題
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