第111回 午後 問4
公衆衛生看護活動展開論
心理的虐待に関する問題
令和2年度(2020年度)の福祉行政報告例における児童相談所への児童虐待の内容別相談件数をグラフに示す。心理的虐待はどれか。
児童虐待の内容別相談件数の円グラフ:
- ① 24.4%(50,035件)
- ② 15.3%(31,430件)
- ③ 59.2%(121,334件)
- ④ 1.1%(2,245件)
- 1①
- 2②
- 3③
- 4④
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✓ これが正解3③
解説
令和2年度の児童虐待相談で最も多い59.2%の区分が心理的虐待です。
児童相談所が対応した児童虐待の相談は、児童虐待の防止等に関する法律〈児童虐待防止法〉の定義に沿って、身体的虐待・ネグレクト・性的虐待・心理的虐待の4つに分けて集計されています。令和2年度(2020年度)の値(設問が指定する年度の値)では、心理的虐待が全体の半分を超えて最も多く、次いで身体的虐待、ネグレクト、性的虐待の順でした。
円グラフで最も大きい59.2%(121,334件)の区分が心理的虐待にあたります。心理的虐待には、暴言や無視、きょうだい間の差別的な扱いのほか、子どもの目の前で家族に暴力をふるう面前DV(ドメスティック・バイオレンス)も含まれます。24.4%の区分は身体的虐待、15.3%はネグレクト、1.1%は性的虐待です。
順位は心理的虐待>身体的虐待>ネグレクト>性的虐待と並べて覚え、心理的虐待には面前DVが含まれることと結びつけると思い出しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1①:24.4%(50,035件)の区分は身体的虐待で、心理的虐待に次いで2番目に多い区分です。殴る・蹴るなど、子どもの身体に外傷が生じる、または生じるおそれのある暴行がこれにあたります。
- 2②:15.3%(31,430件)の区分はネグレクトで、食事を与えない、ひどく不潔なままにするなど、保護者としての監護を著しく怠ることを指します。件数は3番目で、心理的虐待よりずっと少ない区分です。
- 4④:1.1%(2,245件)の区分は性的虐待で、4つの中で件数が最も少ない区分です。子どもへのわいせつな行為や、子どもにわいせつな行為をさせることなどがこれにあたります。
出典:第111回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問4(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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