第112回 午後 問19
公衆衛生看護活動展開論
コミュニティコアに含まれるデータ
コミュニティ・アズ・パートナーモデルによって地域アセスメントを行う際に、コミュニティコアに含まれるデータはどれか。
- 1医療機関の数
- 2公民館の場所
- 3地区別の人口
- 4子どもの遊び場
- 5住民の移動手段
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✓ これが正解3地区別の人口
解説
コミュニティコアは地区別の人口などの住民の特性です。
コミュニティ・アズ・パートナーモデルは、地域を看護の対象であり協働の相手でもあるとみなし、地域アセスメントを行うための枠組みです。このモデルでは、地域の中心に住民そのものを表すコミュニティコアを置き、その周りを、物理的環境、保健医療と社会サービス、経済、交通と安全、政治と行政、コミュニケーション、教育、レクリエーションという8つのサブシステムが取り囲んでいます。
コミュニティコアには、住民の歴史、人口の構成などの人口統計、民族、価値観や信念といった、そこに暮らす人々自身の特性に関するデータが含まれます。地区別の人口は、地域にどのような人がどれだけ住んでいるかを示す人口統計のデータなので、コミュニティコアに当たります。医療機関の数は保健医療と社会サービス、子どもの遊び場はレクリエーション、住民の移動手段は交通と安全というように、ほかの選択肢は住民を取り囲む環境や資源を表すサブシステムの側のデータです。公民館の場所も、住民が利用する施設の情報としてサブシステムの側に入ります。
したがって、コミュニティコアに含まれるデータは地区別の人口です。コアは人そのもの、サブシステムは人を取り巻く環境や資源と覚えておくと見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1医療機関の数:医療機関の数は、住民が利用できる医療の資源を示すデータで、8つのサブシステムのうち保健医療と社会サービスの領域で扱います。住民そのものの特性を表すコアのデータではありません。
- 2公民館の場所:公民館の場所は、住民が集まり学ぶための施設の情報であり、住民を取り囲む環境や資源の側に分類されます。地域に住む人々の人口や価値観を表すコアのデータとは区別されます。
- 4子どもの遊び場:子どもの遊び場は、住民が余暇を過ごす場所を示す情報で、レクリエーションの領域で扱うデータです。地域に住む人々自身の構成や特性を示すものではありません。
- 5住民の移動手段:住民の移動手段は、地域内外への移動のしやすさを示す情報で、交通と安全の領域に当たります。地域に住む人の数や構成といった、住民自身を表すコアのデータではありません。
出典:第112回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問19(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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