第112回 午後 問20
保健統計学
国民生活基礎調査に関する問題
令和4年の国民生活基礎調査において要介護者の介護が必要になった主な原因で最も多いのはどれか。
- 1認知症
- 2関節疾患
- 3骨折・転倒
- 4脳血管疾患
- 5高齢による衰弱
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✓ これが正解1認知症
解説
令和4年の要介護者の原因で最も多いのは認知症です。
国民生活基礎調査は、3年ごとの大規模調査の年に介護の状況を詳しく調べています。令和4年の調査では、介護が必要となった主な原因を、要支援者・要介護者の別に集計しています(出題当時の最新の公表値)。
要介護者について見ると、介護が必要となった主な原因の第1位は認知症で23.6%、第2位は脳血管疾患(脳卒中)で19.0%、第3位は骨折・転倒で13.0%でした。要支援者と要介護者を合わせた総数でも、認知症が16.6%で最も多く、脳血管疾患が16.1%、骨折・転倒が13.9%と続きます。関節疾患や高齢による衰弱は、要介護者の上位3つには入っていません。
したがって、令和4年の国民生活基礎調査で要介護者の介護が必要になった主な原因として最も多いのは認知症です。要介護者では認知症と脳血管疾患が上位を占めるという大きな傾向を押さえ、総数と要介護者の数字を混同しないようにすると、似た問いにも対応できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2関節疾患:膝や腰などの関節の病気は、要介護の人について集計した原因の順位では3位までに出てきません。首位の認知症とは順位の上で大きな開きがあります。
- 3骨折・転倒:骨折・転倒は要介護者の原因の第3位で13.0%でした。上位には入っていますが、第1位の認知症の23.6%を下回っており、最も多い原因ではありません。
- 4脳血管疾患:脳卒中は、要介護の人の原因としては2番目で、割合は2割弱にとどまりました。以前の調査では首位だった時期もありますが、この年は認知症に抜かれています。
- 5高齢による衰弱:年齢を重ねて体が弱っていくことは、要介護の人について集計した原因の順位で3位までに出てこない項目です。首位は認知症で、およそ4人に1人を占めます。
出典:第112回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問20(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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