平成21年度 春期 問43
システム開発技術
検収に関する問題
発注したソフトウェアが納品されたときに確認する項目として,適切なものはどれか。
- ア委託先から提出された費用見積りの内容が妥当であること
- イ作業報告書の記述から作業が遅れなく進捗していること
- ウ仕様書に記載した機能が実装されていること
- エ品質管理の計画が立案されていること
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✓ これが正解ウ仕様書に記載した機能が実装されていること
解説
受け取るときに見るのは、頼んだとおりの物があるかどうかです。
納品を受けるときの確かめを、検収と呼びます。見るのは、頼んだとおりの物が実際に出来ているかどうかです。仕様書に書いた働きが載っていることを挙げた肢が当たります。書いた一つひとつを、動かして突き合わせていく作業になります。費用の見積りが妥当かどうかは、頼む前に判じることでした。どこへ頼むかを決める段の話で、受け取る段ではありません。作業の報告から遅れが無いかを見るのは、進めている途中の目配りです。出来上がる前に何度も行うもので、最後の確かめとは違いました。品質を保つ計画が立っているかどうかも、始める前に見ることです。三つとも欠かせない確かめですが、行う時が受け取る前に来ます。どの段でする確かめかを並べると、最後に残るものが決まります。頼む前、作る途中、受け取るとき、の三つに分かれます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア委託先から提出された費用見積りの内容が妥…:費用の見積りが妥当かどうかを挙げています。払う側として、確かに欠かせない見きわめでした。ところがこれは、どこへ頼むかを決める段の話です。出来上がった物を確かめる場ではありません。頼む前の判じなら、これが答えにあたります。
- イ作業報告書の記述から作業が遅れなく進捗し…:作業の報告から、遅れが無いかを見るとします。進み具合を押さえることは、確かに必要です。ところがこれは、作っている途中の目配りでした。出来上がりを突き合わせる場ではありません。途中の見張りなら、これが答えにあたります。
- エ品質管理の計画が立案されていること:品質を保つ計画が立っているかを挙げています。始める前に備えておく、確かに大切なことでした。ところが見ているのは、これからの段取りです。出来た物そのものを見てはいません。始める前の備えなら、これが答えです。
この問題の用語
- 委託先業務の一部を任せた相手の会社です。任せる内容や守るべき条件を契約で定め、委託した側が状況を確かめます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問43
同じ用語が出る問題
- 令和2年度 10月 (特別措置試験) 問42:請負契約に関する問題(委託先)
- 令和元年度 秋期 (特別措置試験) 問27:個人情報保護法に関する問題(委託先)
- 平成31年度 春期 (特別措置試験) 問17:要件定義に関する問題(委託先)
- 平成29年度 秋期 (特別措置試験) 問31:労働者派遣法に関する問題(委託先)
- 平成29年度 秋期 (特別措置試験) 問19:要件定義プロセスで実施する作業(委託先)
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