平成23年度 秋期 問81
セキュリティ
パスワードに関する問題
職場でのパスワードの取扱いに関する記述 a 〜 d のうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 業務で使用するパスワードをプライベートで Web サービスに利用する。 b 個人用パスワードはシステム管理者にも教えない。 c パスワードは定期的に変更するだけでなく,第三者に知られた可能性がある場合にも変更する。 d 付与された初期パスワードは,最初にログインしたときに変更する。
- アa,b,c
- イa,c
- ウb,c,d
- エc,d
答えと解説を見る
✓ これが正解ウb,c,d
解説
使い回しだけが誤りなので、残る三つが正しい記述でした。
四つの記述のうち、初めの一つだけが誤りでした。仕事で使う合言葉を、私の場でも使うと述べています。片方が漏れれば、もう片方まで破られてしまいました。だから使い回しは避けねばなりません。次の記述は、束ねる役の人にも教えないというものです。本人だけが知っていればよいので、正しい形でした。三つ目は、折を見て変え、漏れた疑いがあればすぐ変えると述べます。これも正しい記述になります。出題当時は、定期的な変更も勧められていました。その後の指針の見直しで、今は漏れた疑いがあるときに変えるのが基本とされ、定期的な変更は求められていません。四つ目は、初めに渡された合言葉を最初に入るとき変えるものでした。渡された時点で他の人も知っているので、やはり正しい形です。だから次と三つ目と四つ目を挙げた肢が当たりました。パスワードの扱いを、そこで問うています。初めが入っている肢は、二つとも一度に落ちました。三つが残ります。一つの誤りで二つの肢が消える作りになっています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アa,b,c:初めと次と三つ目を挙げた肢が、こちらのほうです。三つのうち二つは、確かに正しい記述でした。ところが初めの記述が入っています。仕事の合言葉を私の場でも使う形でした。使い回しになります。四つ目も落としました。一つ余分でした。
- イa,c:初めと三つ目を挙げた肢が、こちらに当たります。三つ目は、確かに正しい記述になります。けれども初めが入ってしまいました。そのうえ次と四つ目を落としています。三か所で食い違います。最も遠い組でした。落とした数も多いのです。
- エc,d:三つ目と四つ目を挙げた肢が、こちらに当たります。どちらも、確かに正しい記述でした。ところが次の記述も、正しい形になります。束ねる役の人にも教えないという記述です。一つ落としました。次を足せば残ります。次が抜けています。
この問題の用語
- パスワード本人だけが知っているという前提で使う合言葉。他人に知られた時点で、本人確認の役目を果たさなくなります。
- システム管理者システムの設定や入替えができる、強い権限を持つ担当者です。利用者の登録や障害時の対応など、システムを安定して動かす管理を担います。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問81(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
- 令和元年度 秋期 (特別措置試験) 問61:内部不正防止の取組(システム管理者)
- 平成29年度 春期 (特別措置試験) 問82:インシデントに関する問題(システム管理者)
- 平成27年度 秋期 (特別措置試験) 問73:クラッキングの説明(システム管理者)
- 平成25年度 春期 (特別措置試験) 問51:システム監査に関する問題(システム管理者)
- 平成24年度 秋期 (特別措置試験) 問67:デッドロックの説明(システム管理者)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)