平成24年度 春期 (特別措置試験) 問62
セキュリティ
ISMSに関する問題
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の PDCA(計画・実行・点検・処置)において,点検フェーズで実施するものはどれか。
- アISMS の維持及び改善
- イISMS の確立
- ウISMS の監視及びレビュー
- エISMS の導入及び運用
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✓ これが正解ウISMS の監視及びレビュー
解説
四つの肢が、そのまま四つの段に一つずつ対応しています。
この問は、四つの肢が四つの段に一対一で並ぶ形をしています。計画の段では、何をどこまで守るかを決めて仕組みを立てます。実行の段では、決めた仕組みを実際に入れて動かします。点検の段では、動かした結果を測り、決めたとおりかを見ます。監視及びレビューと述べた肢が、この点検の段に当たります。処置の段では、見つかった差を埋め、仕組みそのものを直します。四つが輪になって回り、少しずつ良くしていく形でした。点検を抜かすと、決めただけで守れていない状態が続きます。測って初めて、次に何を直すべきかが決まってくるからです。ISMS は、情報を守る仕組みを組織として回していく考え方です。シラバスも、この仕組みの必要性を学ぶよう求めています。言葉の当てはめに迷ったら、それぞれの段が何をする場かに立ち返ります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アISMS の維持及び改善:維持及び改善を挙げた肢のほうです。点検で見つかった差を埋め、仕組みを直していく段に当たります。これは輪の四つ目、処置の段の働きでした。見た後に手を入れる段なので、見る段より一つ後ろです。並びが一つずれています。
- イISMS の確立:仕組みを確立すると述べた肢というのが、こちらです。守る範囲を決め、方針を定め、手立てを選んでいきます。何も無いところから組み立てる、輪の一つ目でした。測るより前の段なので、点検には当たりません。こちらは輪の始まりです。
- エISMS の導入及び運用:導入及び運用を挙げた肢が、こちらに当たります。立てた仕組みを実際に入れ、日々動かしていく段です。輪の二つ目で、動かした結果はまだ測られていません。測る段はこの次に来るので、点検とは別のものでした。動かすだけの段です。
この問題の用語
- ISMS情報を守る取り組みを、決めて実行し点検して直す流れとして続ける仕組み。個々の対策ではなく、その回し方のことです。
- 情報セキュリティマネジメントシステム組織の情報セキュリティを仕組みとして運用する枠組みのこと。方針を決め、実施し、点検して見直す流れを繰り返して改善します。
- PDCA計画、実行、点検、処置の四つを繰り返して改善を続ける進め方です。最後の処置は、仕組みや成果を継続的に改善する手を打つ段階です。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問62
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問100:ISMSの活動に関する記述(ISMS)
- 令和8年度 問52:要件定義に関する問題(レビュー)
- 令和7年度 問83:PDCAに関する問題(PDCA)
- 令和7年度 問2:クラウドサービスに関する問題(情報セキュリティマネジメントシステム)
- 平成30年度 秋期 (特別措置試験) 問14:ISMSに関する問題(情報セキュリティマネジメントシステム)
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