平成24年度 春期 (特別措置試験) 問89
基礎理論
テストに関する問題
〔中問B・システムの受入れテスト〕〔テクノロジ〕B さんは,割引適用の機能に関するテストデータを準備するために,表 2 に示す割引適用表を作成して整理することにした。割引適用表の a に入れる適切な記述はどれか。ここで,割引適用表の上の 2 行は割引適用の条件であり,真のとき “Y”,偽のとき “N” と記述する。同じ列にある二つの条件の真偽の組合せとなった場合の受講料の割引率を同じ列の 3 行目に記述する。
〔中問B の記述(抜粋・再掲)〕企業向け研修サービス会社の A 社では,研修申込受付システムの受入れテストを事務担当 B さんが担当する。受講料には割引制度があり,適用条件は次のとおり(テキスト代については割引の適用はない)。
① 会員の申込者は,受講料を 10%割り引く。
② 同じ申込者に対して,同一月に開講された複数のコースの請求がある場合,それぞれのコースの受講料を 10%割り引く。
③ ①と②の両方に該当するときは,それぞれのコースの受講料を 20%割り引く。
〔表2 割引適用表〕
| 条件/列 | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 会員である | Y | Y | N | N |
| 同じ月で複数コースの請求がある | Y | N | Y | N |
| 受講料の割引率(%) | ← a(4つの値の並び) → |
〔選択肢の並び〕いずれも左から 列1・列2・列3・列4 の値 ア 0,10,10,0 イ 0,10,10,20 ウ 10,10,10,0 エ 20,10,10,0
- ア0,10,10,0
- イ0,10,10,20
- ウ10,10,10,0
- エ20,10,10,0
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✓ これが正解エ20,10,10,0
解説
列を左から一つずつ、割引の規則に当てはめていきます。
条件を組み合わせた表は、列ごとに答えを埋める形をしています。上の二行が条件で、真か偽かの印が並んでいました。三行目に、その組み合わせのときの割引の率を書きます。割引の規則は三つあり、順に当てはめれば埋まります。左端の列は、会員でもあり同じ月に複数でもある場合です。三つ目の規則が効いて、割引は二割になります。次の列は会員だけなので、一つ目の規則で一割です。その次は同じ月に複数という条件だけが立ち、やはり一割でした。右端の列はどちらにも当てはまらないので、割引はありません。だから二割、一割、一割、なしの並びを挙げた肢が当たります。両方に当てはまる場合は足して二割で、打ち消し合いません。条件が二つなら、組み合わせは四通りで尽きます。シラバスも、設計からテストまでの流れを学ぶよう求めています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア0,10,10,0:なし、一割、一割、なしと並べた肢のほうです。真ん中の二つは、確かに規則のとおりでした。ところが左端を、なしにしてしまっています。両方に当てはまる場合を、打ち消し合うと読んだ形でした。足し合わせるので、消えません。
- イ0,10,10,20:なし、一割、一割、二割と並べた肢というのが、こちらです。中身は正しい四つの値がそろっています。ところが並べる向きが、左右で逆になっていました。列の順番を取り違えると、ちょうどこの並びになります。並べる向きだけが逆でした。
- ウ10,10,10,0:一割、一割、一割、なしと並べた肢です。右の三つは、規則のとおりに置かれています。ところが左端を一割にしてしまいました。両方に当てはまる場合を、一つ分としか数えていません。両方に当たるときは、足して二割です。
この問題の用語
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
- 受入れテスト発注した側が、頼んだとおりに出来ているかを確かめる最後の試験です。合格すれば引き取り、本番の業務で使い始めることになります。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問89(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
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