平成25年度 秋期 (特別措置試験) 問85
プロジェクトマネジメント
コミュニケーションチャネルの総数
〔中問A・商品開発プロジェクト〕〔マネジメント〕N 社内のプロジェクトは,構成員全員が相互にコミュニケーションをとりながら進めており,構成員がそれぞれ 1 対 1 で情報の伝達を行う必要がある。この 1 対 1 で情報の伝達を行う経路のことを,コミュニケーションチャネルという。A さんが参加する前のコミュニケーションチャネルの総数は 6 であった。A さんが参加した 6 月以降の,コミュニケーションチャネルの総数として,正しいものはどれか。
〔中問A の記述(抜粋・再掲)〕商品開発プロジェクトに関する記述。N 社は,携帯情報端末用アプリケーションソフトウェア(以下,携帯アプリという)の商品開発プロジェクトを,4 月 1 日に社外秘で立ち上げた。携帯アプリの商品開発プロジェクトは,マーケティングを自社で,ソフトウェア開発を外部調達で行う。
〔7 月 1 日までのプロジェクトの経緯〕(1) N 社の体制:4 月のプロジェクト立上げ時の構成員は,プロジェクトマネージャ 1 名とプロジェクトメンバ 3 名であったが,6 月からは A さんが参加し総勢 5 名になった。
- ア7
- イ9
- ウ10
- エ15
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✓ これが正解ウ10
解説
与えられた既知の値で、自分の式をまず検算しておきます。
一対一で結ぶ経路の数は、人数だけで決まります。一人から見た相手は、自分を除いた残りの人数です。全員ぶんを掛け合わせると、同じ経路を二度数えてしまいます。そこで二で割ると、コミュニケーションチャネルの総数です。設問は、参加する前の総数が六だったと教えてくれています。前の顔ぶれは責任者一名と構成員三名の、合わせて四名です。四と三を掛けて二で割れば六になり、式の正しさを確かめられます。参加した後は総勢五名なので、五と四を掛けて二で割ります。答えは十で、これが求める経路の総数になります。人が一人増えるたびに、経路は急な勢いで増えていきます。一人増えると経路は一本ではなく、四本増えています。新しく入った人は、すでに居る全員と結び直すからです。数え落としと数え違いが、残る三つの誤りを作っています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア7:六に一を足しただけの数です。人が一人増えれば経路も一本という見立てになります。実際には、そのようには増えません。新しい人は、居合わせた全員と向き合います。増える本数を問われたなら、四本が答えです。足し方が浅すぎます。
- イ9:前の六本に、新しく入った人が結ぶ三本だけを足した数です。その人が向き合う相手は、居合わせた四名すべてです。一人ぶん数え落とすと、ちょうどこの値になります。新しい人が三名とだけ結ぶ場合を問われたなら、この数です。足す本数が一本足りません。
- エ15:六名が居るときの値です。六と五を掛けて二で割ると、この数になります。一名多いだけで、経路は五本も増えます。設問の顔ぶれは五名なので、一名多く数えています。六名での総数を問われたなら、この値が答えです。数えた人数が違います。
この問題の用語
- アプリケーションソフトウェア利用者の目的に直接こたえるソフトウェアで、表計算や会計、業務用の専用ソフトなどがあたります。機器そのものを動かす基本ソフトウェアの上で動きます。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
- プロジェクトマネージャプロジェクトの計画と実行に責任をもつ立場の人のことです。目標の達成に向けて、範囲や日程、費用、品質、人などをまとめて管理します。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問85
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