平成29年度 秋期 (特別措置試験) 問77
セキュリティ
PDCAに関する問題
PDCAモデルに基づいてISMSを運用している組織において,サーバ運用管理手順書に従って定期的に,“ウイルス検知用の定義ファイルを最新版に更新する”作業を実施している。この作業は,PDCAモデルのどのプロセスで実施されるか。
- アP
- イD
- ウC
- エA
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✓ これが正解イD
解説
手順書に従って回す日々の作業は、実行の段にあたります。
PDCA は、計画し、実行し、点検し、見直すという四つの段を繰り返す考え方です。計画の段では、何をどうするのかを決めて手順書に落とします。実行の段では、その手順書のとおりに日々の作業を回します。点検の段では、決めたとおりにできているか、狙った効果が出ているかを測ります。見直しの段では、点検で見つかったずれをもとに、手順や仕組みそのものを直します。設問の作業は、手順書に従って定期的に定義ファイルを最新にする、というものです。手順はすでに決まっていて、それをそのとおりに行っています。だから、四つのうち実行の段にあたります。作業の中身ではなく、決められたとおりに動いているかで見分けます。同じ作業でも、手順そのものを見直して書き換える場面なら、最後の段に入ります。四つの段は順に回ります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アP:計画の段とした肢です。この段でするのは、何をいつどうするのかを決め、手順書として形にすることです。設問では手順書がすでにあり、それに従っているので、段が一つ前になります。手順書はすでにあり、それに従っている場面です。
- ウC:点検の段とした肢です。この段でするのは、決めたとおりにできているかを測り、結果を確かめることです。更新する作業そのものは測る行為ではないので、あたりません。更新する作業そのものは、測る行為ではありません。測る段は別です。
- エA:見直しの段とした肢です。この段でするのは、点検で見つかったずれをもとに手順や仕組みを直すことです。設問では手順を変えていないので、この段には入りません。設問では手順を変えていないので、この段に入りません。直す段は点検の後に来ます。
この問題の用語
- PDCA計画、実行、点検、処置の四つを繰り返して改善を続ける進め方です。最後の処置は、仕組みや成果を継続的に改善する手を打つ段階です。
- ISMS情報を守る取り組みを、決めて実行し点検して直す流れとして続ける仕組み。個々の対策ではなく、その回し方のことです。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- ウイルスほかのプログラムに入り込んで増える、不正なプログラムです。単独で動くトロイの木馬や、自ら広がるワームとは区別されます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問77
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問100:ISMSの活動に関する記述(ISMS)
- 令和8年度 問93:ISMSに関する問題(ISMS)
- 令和7年度 問83:PDCAに関する問題(PDCA)
- 令和6年度 問86:PDCAに関する問題(PDCA)
- 令和4年度 問58:ISMSに関する問題(PDCA)
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