令和2年度 10月 (特別措置試験) 問76
セキュリティ
従業員に貸与するスマートフォンなどのモバイル端末を遠隔から統合的に管理する仕組みであり,セキュリティの設定や,紛失時にロックしたり初期化したりする機能をもつものはどれか。
- アDMZ
- イMDM
- ウSDN
- エVPN
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✓ これが正解イMDM
解説
MDMは、貸与した端末を遠隔からまとめて管理する仕組みです。
MDMは、従業員に貸し出したスマートフォンやタブレットを、離れた場所からまとめて管理するための仕組みです。安全のための設定を一斉に配ったり、使ってよいアプリを決めたり、端末の状態を一覧で確かめたりできます。とりわけ大切なのが、紛失や盗難のときの働きです。手元を離れた端末を遠隔から使えない状態にしたり、中の情報を消してしまったりできるので、持ち出した先での漏えいを食い止められます。台数が増えるほど、一台ずつ人が設定して回るやり方は続かなくなるので、まとめて面倒を見られることに値打ちがあります。貸し出す端末は、社外へ持ち出されることが前提になっています。目の届かないところで使われる以上、決めた状態を保てているかを離れたまま確かめられる必要があります。よって最も適切なのはMDMです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アDMZ:これは、外部の通信を直に受ける機器を、社内のネットワークから切り離して置く区画の名前です。内と外の間に緩衝の場所を設けるという、ネットワークの設計の考え方であり、持ち歩く端末を遠隔から操作する仕組みではありません。守る対象も場所も違います。
- ウSDN:これはSDNで、ネットワークの経路の決め方をソフトウェアの側から一手に操る技術です。機器を一台ずつ設定して回らずに済むという点は似ていますが、相手は通信の流れであって、従業員の持つ端末ではありません。紛失時に消す働きも持ちません。
- エVPN:これは、公衆の回線を通しながら、その中に他から覗けない道を作る技術の名前です。外から社内へ安全につなぐための手段であり、つないだ先の端末そのものを管理する仕組みではありません。初期化や施錠を行う働きはありません。
この問題の用語
- MDM会社が貸した携帯端末を、決まりに沿って一括で設定し管理する仕組みです。会社が配る端末が対象で、私物を業務に使うBYODとは反対の話です。
- VPN公衆回線の上に暗号化した通り道を作り、専用線のように使う仕組みです。通信路を守るものなので、Webアプリへの攻撃そのものを遮る役目はありません。
- DMZ外から見える機器を、内側の大事な網から切り離して置く区画。ここが破られても、奥までは一気に届きません。
- スマートフォン電話に小型のコンピュータを組み合わせた携帯端末です。アプリを追加して機能を増やせ、タッチパネルで操作します。
- 紛失機器や書類を、置き忘れなどでなくしてしまうことをいいます。持ち出す機器では、遠くから中身を消せるようにしておくと備えになります。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問76
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 問91:リスク対応に関する問題(紛失)
- 令和7年度 問90:無線LANに関する問題(VPN)
- 令和7年度 問77(DMZ)
- 令和3年度 問92:IoTに関する問題(MDM)
- 令和3年度 問86:IoTに関する問題(MDM)
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