第37回 問題109
介護過程
次のうち,介護保険制度のサービス担当者会議におけるサービス提供責任者の役割として,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1会議の主催
- 2居宅サービス計画の原案の説明
- 3他職種が実施したサービス内容の評価
- 4訪問介護計画の作成に要した時間の報告
- 5訪問介護計画の作成に必要な情報の確認
答えと解説を見る
✓ これが正解5訪問介護計画の作成に必要な情報の確認
解説
サービス提供責任者は、訪問介護計画の作成に必要な情報を確認します。
サービス担当者会議は、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準 第13条第9号で、介護支援専門員が居宅サービス計画の作成のために、計画の原案に位置付けたサービスの担当者を招集して行う会議と定められています。会議を開くのも、居宅サービス計画の原案を説明するのも介護支援専門員の役割です。
一方、サービス提供責任者は訪問介護事業所の職員で、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準 第24条により、訪問介護計画を作成します。同じ基準の第28条第3項では、サービス担当者会議への出席等により居宅介護支援事業者等と連携を図ることが、サービス提供責任者の業務に挙げられています。他職種のサービスを評価することや、計画の作成にかかった時間を報告することは、会議での役割ではありません。
サービス提供責任者は会議に出席し、利用者の状態や意向、ほかのサービスの内容などを確かめて、居宅サービス計画に沿った訪問介護計画を作るための情報を得ます。したがって、訪問介護計画の作成に必要な情報の確認が最も適切です。会議の主催と原案の説明は介護支援専門員、訪問介護計画はサービス提供責任者、と担い手を分けて覚えると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1会議の主催:サービス担当者会議を開いて担当者を招集するのは介護支援専門員です。サービス提供責任者は、招集される側の担当者の1人として出席します。
- 2居宅サービス計画の原案の説明:ケアプランの原案を作成し、担当者に示して意見を求めるのはケアマネジャー(介護支援専門員)です。サービス提供責任者は、決まったプランを受けて自分の事業所の計画に落とし込む側です。
- 3他職種が実施したサービス内容の評価:ほかの職種が行ったサービスの内容は、それぞれの事業所や介護支援専門員の側で確かめるものです。サービス提供責任者が会議で他職種のサービスを評価する役割はありません。
- 4訪問介護計画の作成に要した時間の報告:訪問介護計画の作成にかかった時間は、会議でほかの担当者と共有すべき情報ではありません。会議は利用者の支援方針を話し合う場で、事業所内の作業時間を報告する場ではありません。
出典:第37回 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題109。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)