第111回 午後 問34
基礎看護学
クリティカル・シンキングの問題
クリティカル・シンキングで適切なのはどれか。
- 1物事を否定的にみる。
- 2根拠に基づいて考える。
- 3主観的な情報を重視する。
- 4直感的に状況を判断する。
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✓ これが正解2根拠に基づいて考える。
解説
クリティカル・シンキングは、根拠に基づいて論理的に考えることです。
クリティカル・シンキングは、批判的思考と訳されますが、相手を否定するという意味ではありません。情報をうのみにせず、その根拠は確かか、ほかの見方はないか、結論までの筋道に飛躍はないかを、客観的かつ論理的に吟味しながら考える思考の方法です。
看護では、患者から得た情報をもとにアセスメントを行い、看護の方向を決めていきます。このとき、思い込みや経験だけに頼らず、観察した事実や検査値、根拠となる知識に照らして判断することで、より適切な看護につながります。看護過程のどの段階でもクリティカル・シンキングが求められるのはこのためです。設問の中では、根拠に基づいて考えるという記述がこの考え方に合っています。
見分け方は、クリティカルという言葉を、否定的という意味ではなく、よく吟味するという意味で受け取ることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1物事を否定的にみる。:物事を否定的にみることは、クリティカルという語を批判や否定と取り違えた見方です。クリティカル・シンキングは、肯定も否定も決めつけずに、根拠を確かめながら筋道立てて考える方法です。
- 3主観的な情報を重視する。:主観的な情報も大切ですが、それだけを重視すると思い込みに引きずられやすくなります。クリティカル・シンキングでは、主観的な情報と客観的な情報を合わせ、根拠を確かめて判断します。
- 4直感的に状況を判断する。:直感的に状況を判断することは、経験から素早く結論を出す方法ですが、根拠の確認を省きがちです。クリティカル・シンキングは、その直感が正しいかを根拠に照らして吟味する考え方です。
出典:第111回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問34(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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