第111回 午後 問65
母性看護学
呼吸の生理的特徴で適切なの
新生児の呼吸の生理的特徴で適切なのはどれか。
- 1成人に比べて肺のガス交換面積が大きい。
- 2周期性呼吸がみられる。
- 3胸式呼吸が主である。
- 4口呼吸が主である。
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✓ これが正解2周期性呼吸がみられる。
解説
新生児では呼吸の休止を挟む周期性呼吸がみられます。
新生児の呼吸は、呼吸中枢がまだ未熟であること、肋骨が水平に近く胸郭が広がりにくいこと、鼻で呼吸することの3点で成人と違います。この特徴から肢を見分けます。
呼吸中枢が未熟なため、新生児では呼吸が規則的に続かず、短い呼吸の休止をはさみながら呼吸を繰り返す周期性呼吸がみられます。休止が短く、チアノーゼや徐脈を伴わなければ生理的なものと考えます。また、新生児は肋骨が水平に近く胸郭を広げる力が弱いため、横隔膜を使う腹式呼吸が主になります。鼻での呼吸が中心で、口で呼吸することは得意ではありません。肺も小さく、ガス交換を行う面積は成人より小さいため、呼吸数を多くして必要な換気を保っています。
したがって、周期性呼吸がみられるという記述が適切です。新生児の呼吸は、周期性・腹式・鼻呼吸・呼吸数が多い、の4つの特徴をまとめて覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1成人に比べて肺のガス交換面積が大きい。:新生児の肺は小さく、肺胞の数もまだ少ないため、ガス交換を行う面積は成人より小さいです。その分、呼吸数を多くして必要な酸素を取り込んでいます。
- 3胸式呼吸が主である。:新生児は肋骨が水平に近く胸郭が広がりにくいため、横隔膜の動きによる腹式呼吸が主になります。胸式呼吸が主になるのは成長して胸郭が発達してからです。
- 4口呼吸が主である。:新生児は主に鼻で呼吸しており、口で呼吸することは得意ではありません。そのため鼻が分泌物で詰まると呼吸が苦しくなりやすく、鼻の通りを保つことが大切です。
出典:第111回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問65(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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