第111回 午後 問73
看護の統合と実践
機能別看護方式の説明で正しいの
機能別看護方式の説明で正しいのはどれか。
- 1勤務帯ごとに各看護師が担当する患者を決めて受け持つ。
- 2内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施する。
- 31人の看護師が1人の患者を入院から退院まで継続して受け持つ。
- 4患者を複数のグループに分け、各グループを専属の看護師チームが受け持つ。
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✓ これが正解2内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施する。
解説
機能別看護方式は業務の種類ごとに看護師が分担します。
看護方式は、看護師が何を単位として受け持つかで見分けます。業務の種類を単位に分けるのか、患者を単位に受け持つのか、患者のグループをチームで受け持つのか、という違いです。
機能別看護方式は、与薬、検温、処置、清拭といった看護業務を内容ごとに分け、それぞれを担当する看護師が病棟の患者全体に対して実施する方法です。少ない人数で多くの業務を効率よくこなせる反面、1人の患者に複数の看護師が少しずつ関わるため、患者全体を把握しにくく、責任の所在があいまいになりやすい面があります。これに対して、勤務帯ごとに担当患者を決めるのは受け持ち方式、1人の看護師が入院から退院まで同じ患者を受け持つのはプライマリナーシング、患者をグループに分けて看護師のチームが受け持つのはチームナーシングの考え方です。
したがって、内容別に分類した看護業務を複数の看護師が分担して実施するという説明が正しいものです。機能別は業務単位、受け持ちとプライマリは患者単位、チームはグループ単位、と単位で整理して覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1勤務帯ごとに各看護師が担当する患者を決めて受け持つ。:勤務帯ごとに担当する患者を決めて受け持つのは、患者を単位とした受け持ち方式の説明です。機能別看護方式は患者ではなく業務の内容を単位に分担します。
- 31人の看護師が1人の患者を入院から退院まで継続して受け持つ。:1人の看護師が入院から退院まで同じ患者を継続して受け持つのは、プライマリナーシングの説明です。患者に責任をもつ看護師が明確になる点が特徴です。
- 4患者を複数のグループに分け、各グループを専属の看護師チームが受け持つ。:患者をいくつかの集団に分けて、それぞれを決まった看護師の集まりが担当するやり方はチームナーシングです。与薬や検温などの仕事の種類で分担する方法とは分け方の単位が違います。
出典:第111回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問73(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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