第113回 午前 問24
必修問題
直流除細動器の使用目的
直流除細動器の使用目的はどれか。
- 1血圧の上昇
- 2呼吸の促進
- 3体温の上昇
- 4洞調律の回復
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✓ これが正解4洞調律の回復
解説
直流除細動器は、心室細動などを止めて洞調律を回復させます。
直流除細動器は、心臓に強い電流を一瞬流して、心臓の筋肉全体の電気的な興奮をいったんそろえて止める機器です。心室細動のように心室の筋肉がばらばらに震えて血液を送り出せない不整脈では、電気ショックで乱れた興奮をリセットすると、本来のペースメーカーである洞結節からの規則正しい興奮(洞調律)が戻ることが期待できます。つまり使用目的は洞調律の回復です。
血圧の上昇、呼吸の促進、体温の上昇は、いずれも除細動器の働きではありません。洞調律が戻って心臓が血液を送り出せるようになった結果として血圧が保たれることはありますが、それは目的そのものではなく、血圧を上げたいときは昇圧薬などが用いられます。
覚え方: 除細動は電気で心臓の乱れたリズムを止めて、洞結節のリズムに戻す処置、と名前の通り細動を除くことと結び付けて覚えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1血圧の上昇:除細動器は電気で不整脈を止める機器で、血管を収縮させたり心拍出を直接増やしたりして血圧を上げる働きはありません。血圧の上昇には昇圧薬などが使われます。
- 2呼吸の促進:呼吸の促進は、呼吸の中枢や呼吸筋に働く処置で行うものです。除細動器が電気を流す対象は心臓の筋肉であり、呼吸の回数や深さを増やすためには使いません。
- 3体温の上昇:体温を上げるには、保温や加温した輸液などの方法がとられます。除細動器が流す電流は心臓のリズムを整えるためのもので、体温を上昇させる目的はありません。
出典:第113回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問24(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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