第113回 午後 問50
老年看護学
高齢者に関する問題
高齢という理由で高齢者を画一的に捉え、差別することを意味するのはどれか。
- 1エイジズム
- 2アディクション
- 3パターナリズム
- 4アンチエイジング
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✓ これが正解1エイジズム
解説
年齢を理由に高齢者を画一的に捉え差別することはエイジズムです。
エイジズムは、年齢を理由にした偏見や差別のことで、特に高齢者に対して、高齢だからという理由だけで、頑固だ・能力が低い・新しいことは覚えられないなどと一律に決めつけ、不利に扱うことを指します。アメリカの精神科医バトラーが提唱した考え方で、人種差別や性差別と並ぶ差別の一つとして示されました。看護の場面でも、高齢者を一人ひとり違う個人として見ず、年齢だけで判断したり、子どもに話すような口調で接したりすることは、エイジズムにつながります。
判断の軸は、その言葉が年齢による偏見や差別を指しているかどうかです。依存の状態、専門職の関わり方、加齢への対策を表す言葉は、高齢者に関わる場面で使われることがあっても、差別そのものを意味する言葉ではありません。
覚え方: エイジ(年齢)にイズム(主義・偏見)が付いて、年齢による偏見・差別、と言葉の成り立ちから覚えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2アディクション:アディクションは、アルコールや薬物、ギャンブルなどにのめり込み、自分ではやめられなくなる嗜癖の状態を指す言葉です。年齢による偏見や差別とは関係がありません。
- 3パターナリズム:パターナリズムは、本人のためという理由で、本人の意思を確かめずに専門職などが物事を決めてしまう父権主義的な関わりです。年齢を理由とした差別を表す言葉ではありません。
- 4アンチエイジング:アンチエイジングは、加齢による体の変化をできるだけ遅らせようとする取り組みを指します。高齢者を画一的に捉えて差別することを意味する言葉ではありません。
出典:第113回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問50(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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