第114回 午前 問66
母性看護学
プレコンセプションケアの問題
プレコンセプションケアについて正しいのはどれか。
- 1ケアの対象は女性に限定されている。
- 2母体保護法によって規定されている。
- 3国際連合〈UN〉によって提唱されている。
- 4将来の妊娠に向けた健康の保持増進を目的としている。
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✓ これが正解4将来の妊娠に向けた健康の保持増進を目的としている。
解説
プレコンセプションケアは将来の妊娠に向けて健康を保ち高める取り組みです。
プレコンセプションケアは、将来の妊娠を考える人たちが、妊娠の前から自分たちの生活や健康に向き合い、健康の保持増進を図る取り組みです。コンセプションは受胎(妊娠すること)を意味し、プレは前を表します。WHO〈世界保健機関〉が提唱した考え方で、日本でも母子保健の取り組みの中で広められています。
具体的には、適正な体重の維持、喫煙や飲酒の見直し、葉酸の摂取、予防接種、持病の管理などを妊娠前から行い、自分自身と将来の子どもの健康につなげます。将来の妊娠に向けた健康の保持増進を目的としている、という記述がこの取り組みの中心を正しく表しています。
対象は女性だけでなく、パートナーとなる男性を含むカップル全体です。プレ(前)+コンセプション(妊娠)=妊娠前からの健康づくり、男女ともに対象、と語の意味から覚えると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1ケアの対象は女性に限定されている。:プレコンセプションケアは、将来の妊娠を考える女性だけでなく、パートナーの男性も含めたカップルを対象にしています。男性の喫煙や健康状態も妊娠や子どもの健康に関わるためです。
- 2母体保護法によって規定されている。:母体保護法は不妊手術や人工妊娠中絶などについて定めた法律で、プレコンセプションケアを規定しているわけではありません。法律で定められた制度ではなく、健康づくりの考え方です。
- 3国際連合〈UN〉によって提唱されている。:プレコンセプションケアを提唱したのは国際連合ではなく、保健分野の国際機関であるWHO〈世界保健機関〉です。提唱した機関が異なるため誤りです。
出典:第114回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問66(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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