第114回 午前 問67
母性看護学
ノンストレステストに関する問題
正期産の時期のノンストレステスト〈NST〉で正常なのはどれか。
- 120 分に2 回以上の一過性頻脈がある。
- 2胎児心拍数基線が80 bpm である。
- 3基線細変動が5 bpm である。
- 4一過性徐脈がある。
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✓ これが正解120 分に2 回以上の一過性頻脈がある。
解説
20分間に2回以上の一過性頻脈があれば、胎児は元気と判断できます。
ノンストレステスト〈NST〉は、子宮収縮などのストレスがない状態で胎児心拍数を記録し、胎児が元気かどうか(胎児の健康状態)を評価する検査です。胎児が元気であれば、胎動に伴って心拍数が一時的に上がる一過性頻脈がみられます。
判定では、20分間に2回以上の一過性頻脈が認められれば反応あり(reactive)とし、胎児の状態は良好と判断します。このほか、正常の目安として、胎児心拍数基線は110〜160 bpm、基線細変動(心拍数の細かな揺れ)は6〜25 bpmが保たれていること、一過性徐脈がないことを確認します。
したがって正常といえるのは、20分に2回以上の一過性頻脈がある、という所見です。NSTの正常は、頻脈があって徐脈がない、基線は110〜160、細変動は6〜25と、数字をまとめて覚えておくと判定の問題に対応しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2胎児心拍数基線が80 bpm である。:胎児心拍数基線の正常は110〜160 bpmです。80 bpmは正常の範囲を大きく下回る徐脈にあたり、胎児の状態の悪化を疑う所見なので正常とはいえません。
- 3基線細変動が5 bpm である。:基線細変動は6〜25 bpmが正常で、5 bpm以下は細変動の減少とされます。細変動の減少は胎児の低酸素状態などを疑う所見で、正常ではありません。
- 4一過性徐脈がある。:一過性徐脈は、子宮収縮や臍帯の圧迫などで心拍数が一時的に下がる所見です。NSTで正常と判断する条件には、一過性徐脈がないことが含まれます。
出典:第114回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問67(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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