第114回 午後 問23
必修問題
輸血用血液製剤に分類されるの
輸血用血液製剤に分類されるのはどれか。
- 1免疫グロブリン製剤
- 2血液凝固因子製剤
- 3アルブミン製剤
- 4赤血球製剤
答えと解説を見る
✓ これが正解4赤血球製剤
解説
輸血用血液製剤は赤血球製剤で、他の3つは血漿分画製剤です。
血液から作られる製剤は、大きく輸血用血液製剤と血漿分画製剤に分けられます。輸血用血液製剤は、献血された血液の成分をほぼそのまま使うもので、赤血球製剤、血漿製剤(新鮮凍結血漿)、血小板製剤、全血製剤があります。血漿分画製剤は、たくさんの人の血漿から特定の蛋白質を取り出して精製したものです。
赤血球製剤は、貧血や出血で足りなくなった赤血球を補い、組織へ酸素を運ぶ力を回復させるための製剤で、輸血用血液製剤の代表です。免疫グロブリン製剤は抗体を補うために、血液凝固因子製剤は血友病などで足りない凝固因子を補うために、アルブミン製剤は低アルブミン血症や循環血液量の不足に対して使われます。この三つはいずれも血漿分画製剤に分類されます。
したがって赤血球製剤が正解です。成分をそのまま使う赤血球・血漿・血小板は輸血用、特定の蛋白質を取り出したアルブミン・グロブリン・凝固因子は血漿分画製剤、と分けて覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1免疫グロブリン製剤:免疫グロブリン製剤は、多くの人の血漿から抗体の成分だけを取り出して精製したものです。感染症の予防や免疫の病気の治療に使われ、血漿分画製剤に分類されます。
- 2血液凝固因子製剤:血液凝固因子製剤は、血友病などで不足する凝固因子を血漿から精製したり遺伝子組換えで作ったりした製剤です。成分をそのまま使う輸血用の製剤とは区分が違います。
- 3アルブミン製剤:アルブミン製剤は、血漿中のアルブミンを精製して作られ、低アルブミン血症やショックの治療などに用いられます。血漿分画製剤の一つで、輸血用の製剤ではありません。
出典:第114回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問23(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)