過去問解きまくり研究所 ホーム

第115回 午前 問35

基礎看護学

体位に関する問題

Fowler〈ファウラー〉位で膝窩に枕を挿入する理由で正しいのはどれか。

答えと解説を見る

✓ これが正解2上半身のずれを防ぐ。

解説

膝窩に枕を入れるのは体が足側へずれ落ちるのを防ぐためです。

ファウラー位は、仰向けから上半身を45度前後起こした体位で、呼吸が楽になり、食事や会話もしやすくなります。一方で、上半身を起こすと重みで体が足のほうへずり落ちやすくなるという欠点があります。

膝の裏の膝窩に枕を入れて膝を軽く曲げると、腰から下が支えられ、体が足元へ滑っていくのを止められます。ずり落ちが防げると、背中や仙骨部の皮膚がこすれて引っ張られるずれの力も小さくなり、褥瘡の予防にもつながります。頸部の前屈を防ぐには頭部の枕の高さを調整し、脊柱の生理的な弯曲を保つには腰の後ろなどの支えを工夫します。尖足を防ぐには、足底に枕などを当てて足関節を直角に近く保ちます。

したがって理由は上半身のずれを防ぐことです。枕の目的は、当てた場所のすぐ周りに効くと考え、膝窩なら体の滑り、足底なら尖足と、場所と目的を対にして覚えると見分けやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第115回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問35(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)