第115回 午後 問8
必修問題
壮年期の身体的変化
壮年期の身体的変化はどれか。
- 1残気量の減少
- 2柔軟性の向上
- 3基礎代謝の低下
- 4視機能の調節力の向上
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✓ これが正解3基礎代謝の低下
解説
壮年期には基礎代謝が低下していきます。
壮年期(おおむね働き盛りの成人期の中ごろから後半)に起こる身体的な変化を問う問題です。この時期は、筋肉の量が少しずつ減り、からだの機能の衰えが始まります。基礎代謝(生命を保つために安静時に消費されるエネルギー)は、筋肉量の減少などにより、加齢とともに低下していきます。そのため、若いころと同じように食べていると体重が増えやすくなり、生活習慣病への注意が必要になります。
残気量(息を最大まで吐き出したあとに肺に残る空気の量)は、加齢とともに肺の弾力が落ちて増える方向に変化します。柔軟性は年齢とともに低下していく体力要素で、向上はしません。視機能の調節力(近くを見るときにピントを合わせる力)は、水晶体が硬くなることで低下し、近くが見えにくい老視が現れます。
したがって、壮年期の身体的変化として正しいのは基礎代謝の低下です。壮年期の変化は、ほとんどが低下や減少の方向で、残気量のように増える項目は例外、と方向に着目して見分けましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1残気量の減少:残気量は、加齢とともに肺の弾性が低下して息を吐き切りにくくなるため、増加する方向に変化します。壮年期に減少するという記述は変化の向きが逆です。
- 2柔軟性の向上:柔軟性は関節や筋肉の伸びやすさで、年齢を重ねるとともに低下していく体力の要素です。壮年期に向上するものではないので、身体的変化としては当てはまりません。
- 4視機能の調節力の向上:目の調節力は、水晶体が硬くなることで低下し、近くのものにピントが合いにくくなります。これが老視で、壮年期には調節力が向上するのではなく衰えていきます。
出典:第115回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問8(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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