平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問11
通信プロトコル
UDPを使用するプロトコル
UDP を使用するプロトコルはどれか。
- アDHCP
- イFTP
- ウHTTP
- エSMTP
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✓ これが正解アDHCP
解説
DHCP は UDP を使い、アドレスのない端末とも通信します。
TCP はコネクションを確立してから確実にデータを届け、UDP はコネクションを作らずに送ります。DHCP は、IP アドレスがまだ決まっていない端末が、ネットワーク内のサーバを知らないままブロードキャストで設定を求める仕組みです。この段階では相手を決めたコネクションを張れないため、DHCP は UDP(サーバ側 67 番、クライアント側 68 番のポート)を使います。見分ける軸は、相手を決めずにブロードキャストで始めるかどうかで、DHCP は UDP、と組で覚えると確実です。出題当時の HTTP は TCP の上で動くものでしたが、その後の HTTP/3 では UDP の上で動く QUIC が使われています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イFTP:FTP はファイル転送のためのプロトコルで、制御用とデータ転送用の二つのコネクションを TCP で張って使います。ファイルを欠けなく届ける必要があるため、コネクション型の通信が前提です。
- ウHTTP:HTTP は Web ページの取得に使うプロトコルで、HTTP/1.1 や HTTP/2 は TCP のコネクションの上でリクエストとレスポンスをやり取りします。ページのデータを順序どおり欠けなく受け取る必要があるためです。
- エSMTP:SMTP はメールの送信や転送に使うプロトコルで、送信側が受信側のサーバに TCP の 25 番ポートで接続してやり取りします。メールの本文を確実に届けるため、コネクション型の通信を使います。
この問題の用語
- UDP届いたかを確かめず、速さを優先して送る通信の約束事です。TCPと同じくポート番号でアプリを見分け、音声や動画の配信に向きます。
- DHCP機器へIPアドレスやサブネットマスクなどの設定を自動で配る仕組み。名前をアドレスに変えるDNSとは役割が違います。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- HTTPWebブラウザとWebサーバがページをやり取りするための決まりごと。ブラウザが要求を送り、サーバが応答を返す形で通信します。
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
出典:平成27年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11
同じ用語が出る問題
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問14:SNMPに関する問題(SMTP)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問8:SMTPに関する問題(SMTP)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問7:DHCPに関する問題(DHCP)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問6(DHCP)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問8:IPv6に関する問題(DHCP)
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