令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問6
通信プロトコル
IPv4 のアドレス割当てを行う際に,クラス A〜C といった区分にとらわれずに,ネットワークアドレス部とホストアドレス部を任意のブロック単位に区切り,IP アドレスを無駄なく効率的に割り当てる方式はどれか。
- アCIDR
- イDHCP
- ウDNS
- エNAPT
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✓ これが正解アCIDR
解説
クラスにとらわれずに区切って割り当てる方式は CIDR です。
クラス A〜C の区分では、ネットワーク部の長さが 8・16・24 ビットに固定されるため、組織の規模に合わない大きさのアドレスを割り当てて無駄が出がちでした。CIDR は、このクラスの区切りをやめ、ネットワーク部の長さを任意のビット数で指定できるようにした方式です。必要な規模に合わせたブロックで割り当てられるので、アドレスを無駄なく使えます。複数のネットワークをまとめて経路表を小さくすることにも使われます。クラスにとらわれない、という言葉が出たら CIDR と結び付けておくと確実です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イDHCP:DHCP は、端末が起動したときに IP アドレスやデフォルトゲートウェイなどの設定を自動で配る仕組みです。アドレスを配る手段ではありますが、ネットワーク部とホスト部の区切り方を決める方式ではありません。
- ウDNS:DNS は、ホスト名やドメイン名と IP アドレスを対応付けて名前解決を行う仕組みです。アドレスの区切り方や割当ての単位とは関係がなく、設問の説明には当てはまりません。
- エNAPT:NAPT は、プライベート IP アドレスとポート番号の組を、グローバル IP アドレスとポート番号の組に変換する技術です。アドレス不足を和らげる点は共通しますが、割当ての区切り方を決める方式ではありません。
この問題の用語
- DHCP機器へIPアドレスやサブネットマスクなどの設定を自動で配る仕組み。名前をアドレスに変えるDNSとは役割が違います。
- ネットワークアドレスそのネットワーク全体を表すアドレスのことをいいます。IPアドレスとサブネットマスクを重ね合わせて求めます。
- DNS人が読む名前と、機械が使う住所を対応づけて教えてくれる仕組み。これがないと、名前でつなぐことができません。
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:可変長サブネットマスクの問題(ネットワークアドレス)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問12:サブネットマスクの組合せ(ネットワークアドレス)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問7:DHCPに関する問題(DHCP)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問10:UDPを使用するプロトコル(DHCP)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問8:IPv6に関する問題(DHCP)
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