令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問3
通信プロトコル
OSPFだけに当てはまる特徴
二つのルーティングプロトコル RIP-2 と OSPF を比較したとき,OSPF だけに当てはまる特徴はどれか。
- ア可変長サブネットマスクに対応している。
- イリンク状態のデータベースを使用している。
- ウルーティング情報の更新にマルチキャストを使用している。
- エルーティング情報の更新を 30 秒ごとに行う。
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✓ これが正解イリンク状態のデータベースを使用している。
解説
リンク状態のデータベースを使うのは OSPF だけです。
RIP-2 と OSPF の違いは、経路を決めるための情報の持ち方にあります。OSPF では、各ルータが自分のリンクの状態を広告し合い、全ルータが同じリンク状態のデータベースを持ったうえで、そこから最短の経路を計算します。RIP-2 は、隣のルータから受け取った宛先までの距離(ホップ数)の表を基に経路を決める方式で、ネットワーク全体の構成をデータベースとして持つことはしません。両者に共通する特徴と、片方だけの特徴を分けて整理しておくと、OSPF だけに当てはまるものを問われても迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア可変長サブネットマスクに対応している。:可変長サブネットマスクには、OSPF も RIP-2 も対応しています。経路情報にサブネットマスクを載せられない初代の RIP との違いとして挙がる特徴で、二つのうち片方だけに当てはまるものではありません。
- ウルーティング情報の更新にマルチキャストを…:経路情報の更新にマルチキャストを使う点は、OSPF にも RIP-2 にも当てはまります。ブロードキャストで送っていた初代の RIP からの改良点であり、OSPF だけの特徴とはいえません。
- エルーティング情報の更新を 30 秒ごとに…:30 秒ごとに経路表を送り合う定期的な更新は、RIP 系のプロトコルの動きです。OSPF はこの間隔で経路表全体を送り合う方式ではないので、OSPF だけに当てはまる特徴としては誤りです。
この問題の用語
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- サブネットマスクIPアドレスのうち、どこまでがネットワークかを表す値です。アドレスと重ね合わせると、そのネットワークの番号が求まります。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:可変長サブネットマスクの問題(サブネットマスク)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問12:サブネットマスクの組合せ(サブネットマスク)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問4:OSPFだけに当てはまる特徴(データベース)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問21:DNSSECに関する問題(データベース)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問21:DNSに関する問題(データベース)
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