令和7年度 春期 午前Ⅱ 問21
セキュリティ実装技術
OP25Bの例
スパムメールの対策として,TCPポート番号25への通信に対してISPが実施するOP25Bの例はどれか。
- アISP管理外のネットワークからTCPポート番号25への通信のうち,スパムメールのシグネチャに合致するものを遮断する。
- イISP管理下の動的IPアドレスからISP管理外のネットワークのTCPポート番号25への直接の通信を遮断する。
- ウ電子メール送信元のメールサーバについてDNSの逆引きができない場合,そのメールサーバからTCPポート番号25への通信を遮断する。
- エ電子メール不正中継の脆弱性をもつメールサーバからTCPポート番号25への通信を遮断する。
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✓ これが正解イISP管理下の動的IPアドレスからISP管理外のネットワークのTCPポート番号25への直接の通信を遮断する。
解説
OP25Bは動的IPアドレスから外部25番への直接通信を止めます。
OP25B は、ISP の管理下にあるネットワークから外部へ出ていく、TCP ポート番号25への通信を遮断する対策です。特に、利用者に割り当てる動的 IP アドレスから、ISP の管理外にあるメールサーバの25番ポートへ直接つなぐ通信を止めます。スパムメールを送る者は、マルウェアに感染させた家庭の PC などから、ISP のメールサーバを通さずに相手先のメールサーバへ直接メールを送ることがあります。この直接の通信を出口で止めることで、ISP の利用者のネットワークがスパムメールの送信元になるのを防ぎます。正規の利用者は、ISP のメールサーバや、認証付きの別のポートを使ってメールを送ります。見分ける軸は、遮断の向きが内から外かどうかです。OP25B の O は外向き、と覚えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アISP管理外のネットワークからTCPポー…:ISP の管理外から届く25番ポートへの通信を、シグネチャで判別して止めるのは、外から入ってくるメールを中身で選別する対策です。管理下の動的 IP アドレスから外へ出る通信を止める OP25B とは向きが逆です。
- ウ電子メール送信元のメールサーバについてD…:送信元のメールサーバを DNS で逆引きできないときに通信を拒むのは、受け取る側が送信元を確かめるための対策です。ISP が自分の利用者から外へ出る通信を止める OP25B とは、仕組みが異なります。
- エ電子メール不正中継の脆弱性をもつメールサ…:不正中継の弱点をもつメールサーバからの通信を遮断するのは、踏み台にされやすいサーバを拒否する対策です。OP25B は特定のサーバではなく、動的 IP アドレスから外部への直接の通信をまとめて止めるものです。
この問題の用語
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- ポート番号同じ機器の中で、どの用途の通信かを見分けるための番号。住所が建物にあたるなら、これは部屋番号にあたります。
- IPアドレスネットワークにつながった機器を見分けるための番号。通信はこの番号を宛先として届けられ、名前からは変換して求めます。
- 電子メール文書やファイルをネットワーク越しに送る仕組み。送信にはSMTP、受信にはPOP3やIMAP4というプロトコルが使われます。
- DNS人が読む名前と、機械が使う住所を対応づけて教えてくれる仕組み。これがないと、名前でつなぐことができません。
- 脆弱性OSやソフトに残っている、攻撃の足掛かりになりうる弱点のこと。開発元が配る修正パッチを当ててふさぎます。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問21
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問18:DRDoS攻撃に該当するもの(脆弱性)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問19(電子メール)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問17:RLOに関する問題(脆弱性)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問20:OP25Bの例(脆弱性)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問13:WebDAVの特徴(電子メール)
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