システム構成要素|プロジェクトマネージャ試験
この分野には 7問あります。くり返し出ているものから並べています。
この分野でくり返し出ている用語はフールプルーフ(6問)・UPS(4問)・情報システム(4問)・ハードディスク(2問)・フェールセーフ(2問)です。問題が多い回は平成28年度 春期(2問)・令和3年度 秋期(1問)・平成27年度 春期(1問)です。
壊れたとき止めるか、落として動かすか、誤りを防ぐか
システムの信頼性を高める設計は、故障や誤りが起きたときにシステムをどう振る舞わせるかという考え方で区別します。止めるのか、落としながら動かし続けるのか、そもそも誤りを受け付けないのか、という軸で整理すると、名前の似た用語を取り違えにくくなります。
フェールセーフは、故障が起きたときに、被害が広がらない安全な側へ動作を倒す考え方です。交通管制システムが故障したら信号機を赤にして車両を止めるように、機能を止めてでも危険を避けることを優先します。
フェールソフトは、障害が起きた部分を切り離し、機能や性能を落としてでも全体の運転を続ける考え方です。ハードウェアの障害時に、処理能力の低下を受け入れて構成を縮小し、運転を続けるのがその例で、業務への影響を小さく抑えることを狙います。
フールプルーフは、人は誤るという前提に立ち、誤った操作や入力をしてもシステムが誤動作しないようにしておく考え方です。不特定多数の人が使うプログラムほど入力データのチェックを多く組み込み、前提条件を満たさないデータにはエラーメッセージを出して再入力を促します。
障害が起きても止まらずにサービスを続けるには、構成要素を多重化します。ディスクを二重化して通常時から二つのディスクに同時に書き込むミラーリングなら、一方が壊れてももう一方に最新の内容が残っているので、切替えや復元を待たずに処理を続けられます。バックアップからの復元は、データを取り戻す手段であって、止まらずに続ける手段ではない点で区別します。
この分野で出た問題
- 平成21年度 春期 問17データベースサーバのハードディスクに障害が発生した場合でもサービスを続行できるようにするための方策として,最も適切なものはどれか。
- 平成28年度 春期 問17フェールセーフの考えに基づいて設計したものはどれか。
- 平成27年度 春期 問16安全性と信頼性について,次の方針でプログラム設計を行う場合,その方針を表す用語はどれか。
- 平成22年度 春期 問20情報システムの設計において,フェールソフトが講じられているのはどれか。
- 平成25年度 春期 問19情報システムの設計のうち,フェールソフトの例はどれか。
- 平成28年度 春期 問21情報システムの設計のうち,フェールソフトの考え方を適用した例はどれか。
- 令和3年度 秋期 問19情報システムの設計の例のうち,フェールソフトの考え方を適用した例はどれか。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 6年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和3年度 秋期です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。