技術戦略マネジメント|プロジェクトマネージャ試験
この分野には 1問あります。くり返し出ているものから並べています。
使う人への共感から始め、試しながら形にする
技術戦略マネジメントは、技術をどう事業の価値に結び付けるかを扱います。新しい製品やサービスを生み出すときの進め方の一つとして、利用者を起点にするデザイン思考があります。
デザイン思考は、利用者の立場から問題の解決に取り組む方法論です。スタンフォード大学のデザイン研究所が示す流れでは、現場を観察して利用者を理解し共感することから始め、問題を定義し、アイディアを出し、試作し、試す、という段階を繰り返します。
出発点は作り手の思い込みや手持ちの技術ではありません。利用者が言葉にしていない困りごとを観察から見つけ、解くべき問題の定義そのものを見直します。共感と問題定義が先に来るのが、技術から用途を探す進め方との違いです。
また、一度で正しい答えを出そうとせず、粗い試作を早く作って利用者に試してもらい、その反応を受けて問題の定義やアイディアに戻って直します。手戻りを前提に小さく速く回すことで、失敗の費用を抑えながら利用者にとって価値のある解に近づけます。
技術の側から見ると、自社の技術の強みを起点に用途を探すシーズ志向と、利用者の必要を起点に技術を選ぶニーズ志向があります。デザイン思考は、後者の立場で利用者の必要を見つけ出すための具体的な手順といえます。
この分野で出た問題
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 1年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和2年度 10月です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。