第58回 午後 問62
生理学
下垂体前葉から分泌されるホルモンはどれか。
- 1メラトニン
- 2オキシトシン
- 3バソプレシン
- 4プロラクチン
- 5アルドステロン
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✓ これが正解4プロラクチン
解説
プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳汁の産生を促します。
この問は、下垂体の前葉と後葉で分泌されるホルモンの違いと、ほかの内分泌腺のホルモンを区別できるかで判断します。
下垂体前葉は、成長ホルモン、プロラクチン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンを分泌します。プロラクチンは乳腺に働いて乳汁をつくらせるホルモンで、前葉から分泌されます。これが正解です。
オキシトシンとバソプレシンは、視床下部の神経細胞でつくられ、軸索を通って下垂体後葉に運ばれてから血中へ出されます。メラトニンは脳の松果体から分泌され、睡眠と覚醒のリズムに関わります。アルドステロンは副腎皮質から分泌され、腎臓でナトリウムの再吸収を促します。後葉のホルモンはオキシトシンとバソプレシンの2つだけ、と少ないほうを押さえると、前葉のホルモンを見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1メラトニン:メラトニンは脳の松果体でつくられ、夜間に多く分泌されて眠りのリズムを整えます。下垂体から分泌されるホルモンではありません。
- 2オキシトシン:オキシトシンは視床下部でつくられ、下垂体後葉から放出されて子宮の収縮や射乳を起こします。前葉のホルモンではありません。
- 3バソプレシン:バソプレシンは抗利尿ホルモンとも呼ばれ、腎臓で水の再吸収を促します。視床下部でつくられ、下垂体後葉から放出されます。
- 5アルドステロン:アルドステロンは副腎皮質の球状層から分泌される鉱質コルチコイドです。腎臓でナトリウムを保持させますが、下垂体のホルモンではありません。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問62(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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