第59回 午前 問54
解剖学
脳神経と支配筋の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1動眼神経 ― 眼輪筋
- 2三叉神経 ― 咬筋
- 3顔面神経 ― 広頸筋
- 4舌咽神経 ― 舌筋
- 5副神経 ― 側頭筋
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✓ これが正解2三叉神経 ― 咬筋
✓ これが正解3顔面神経 ― 広頸筋
解説
咬筋は三叉神経、広頸筋は顔面神経が支配します。
脳神経には、それぞれ支配する筋が決まっています。顔や首の筋は、発生のときにどの部分からできたかによって支配する神経が分かれ、噛む筋は三叉神経、顔の表情をつくる筋は顔面神経、舌の筋は舌下神経、首や肩の一部の筋は副神経、と覚えるのが基本です。
一つめの正しい組み合わせは、三叉神経と咬筋です。三叉神経の下顎神経は、咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋という咀嚼筋(噛む動きに使う筋)を支配します。二つめは、顔面神経と広頸筋です。広頸筋は首の前の皮膚の下にある薄い筋で、表情筋の仲間なので顔面神経が支配します。
ほかの組み合わせは、眼を閉じる筋、舌の筋、こめかみの噛む筋を、それぞれ別の神経と結びつけてしまっています。覚え方は、噛むのは三叉神経、表情は顔面神経(眼を閉じる眼輪筋も首の広頸筋も含む)、舌は舌下神経、首を回し肩をすくめるのは副神経、と動きで分けることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1動眼神経 ― 眼輪筋:眼輪筋は、まぶたを閉じる表情筋で、顔面神経が支配します。動眼神経が支配するのは、まぶたを上げる上眼瞼挙筋と、眼球を動かす筋の多くです。
- 4舌咽神経 ― 舌筋:舌を動かす舌筋は、舌下神経が支配します。舌咽神経は、のどの筋の一部の運動や、舌の後ろの部分の味覚と感覚を担う神経です。
- 5副神経 ― 側頭筋:側頭筋は、こめかみにある噛む筋で、三叉神経の下顎神経が支配します。副神経が支配するのは、胸鎖乳突筋と僧帽筋です。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問54(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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