第59回 午後 問25
理学療法評価学
IADLに関する問題
LawtonのIADLスケールに含まれるのはどれか。2つ選べ。
- 1意思疎通
- 2階段昇降
- 3家屋維持
- 4家計管理
- 5排泄コントロール
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✓ これが正解3家屋維持
✓ これが正解4家計管理
解説
LawtonのIADLスケールには家屋維持と家計管理が含まれます。
LawtonのIADL(手段的日常生活活動)スケールは、食事や排泄などの身の回りの動作より一段複雑な、地域で自立して暮らすための活動を評価する尺度です。電話の使用、買い物、食事の支度、家事、洗濯、外出時の移動の手段、服薬の管理、金銭の管理の8項目からなります。
家屋維持は家の中を整えて保つ家事の項目に、家計管理は金銭を扱う能力の項目に当たり、どちらもIADLスケールに含まれます。ほかの肢は、自分の体の世話にかかわる基本的ADLの評価や、理解と表出を見る認知面の評価で扱う内容で、Lawtonの8項目には入っていません。
IADLは家の中と外での暮らしの切り盛り、基本的ADLは自分の体の世話、と分けて覚えておくと、ある項目がどちらの尺度に属するかを見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1意思疎通:相手の話を理解し自分の考えを伝える能力は、FIMでは認知項目の理解と表出として評価されます。Lawtonのスケールには電話の使用という項目はありますが、意思疎通そのものを評価する項目は含まれていません。
- 2階段昇降:階段を上り下りする動作は、Barthel indexやFIMの運動項目に含まれる基本的ADLの評価項目です。暮らしを切り盛りする活動を見るLawtonのIADLスケールの8項目には入っていません。
- 5排泄コントロール:排便や排尿のコントロールは、Barthel indexやFIMで評価する、自分の体の世話にかかわる基本的ADLです。手段的な生活の活動を評価するLawtonのスケールの項目ではありません。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問25(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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