第59回 午後 問50
理学療法評価学
ADL評価で正しいのはどれか。
- 1Barthel indexで自立の得点は7点である。
- 2Barthel indexは食事の支度の項目を含む。
- 3FIMでは時間をかけても一人でできれば完全自立である。
- 4FIMはできるADLを評価する。
- 5WeeFIMは小児のADLを評価する。
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✓ これが正解5WeeFIMは小児のADLを評価する。
解説
WeeFIMはFIMをもとにした小児のADLの評価法です。
ADLの評価法には、それぞれ評価の対象と採点の決まりがあります。WeeFIM(子どものための機能的自立度評価法)は、FIMをもとに小児向けに作られた評価法で、子どものセルフケア、移動、コミュニケーションなどのADLを評価します。したがって、WeeFIMは小児のADLを評価する、という記述が正しいといえます。
ほかの肢は、Barthel indexの満点や含まれる項目、FIMの採点の段階や評価する対象について、それぞれの決まりと食い違っています。Barthel indexは10項目で0〜100点、FIMは18項目を1〜7点で採点して18〜126点になる、という基本の形を押さえておくと、食い違いに気付けます。
Barthel indexは100点満点のできるADL、FIMは126点満点のしているADL、WeeFIMはその小児版、と組にして覚えておくと混同しません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1Barthel indexで自立の得点は7点である。:Barthel indexは食事や移乗など10項目の点数を足して0〜100点で表し、すべての項目が自立なら100点になります。7点という値は、7段階で採点するFIMの1項目の最高点と取り違えた可能性があります。
- 2Barthel indexは食事の支度の項目を含む。:食事の支度は、買い物や洗濯と同じく暮らしを切り盛りする手段的ADLに当たり、LawtonのIADLスケールなどで評価します。食べる動作は含みますが、Barthel indexに食事の支度の項目はありません。
- 3FIMでは時間をかけても一人でできれば完全自立である。:FIMでは、補助具を使ったり通常より時間がかかったりしても一人でできる場合は、修正自立の6点と採点します。完全自立の7点は、補助具なしで安全に、通常の時間内に行える場合に限られます。
- 4FIMはできるADLを評価する。:FIMは、評価の場面で発揮できる能力ではなく、実際の生活の中で行っているADL(しているADL)を評価します。できるADLを評価するのは、主にBarthel indexの考え方です。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問50(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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