過去問解きまくり研究所 ホーム

第60回 午後 問90

臨床医学

腰椎椎間板ヘルニアで正しいの

腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか。

答えと解説を見る

✓ これが正解5脱出髄核は吸収されることがある。

解説

腰椎椎間板ヘルニアで脱出した髄核は、自然に吸収されることがあります。

腰椎椎間板ヘルニアは、腰の椎間板の中心にある髄核が、周りの線維輪を破って飛び出し、神経根や馬尾を圧迫する病気です。腰痛と、脚に走る痛みやしびれ(坐骨神経痛)が主な症状です。

飛び出した髄核は、体にとって異物のように扱われ、マクロファージなどの細胞に処理されて、時間とともに小さくなったり消えたりすることがあります。とくに大きく飛び出して後縦靱帯を破ったヘルニアほど、吸収されやすいと考えられています。このため多くの患者は手術をせずに、安静や薬、理学療法などの保存療法で症状がよくなります。したがって、脱出髄核は吸収されることがあるという記述が正しいものです。

ほかの記述は誤りです。好発年齢は小児期ではなく20〜40歳代で、馬尾が強く圧迫されると膀胱直腸障害が起こることがあり、緊急の手術を考える状態となります。Myerson徴候はParkinson病の所見で、ヘルニアとは関係がありません。

働く世代に多い、多くは保存療法でよくなり髄核が吸収されることもある、膀胱直腸障害は危険のサイン、と3点を押さえておきましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第60回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問90(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)