第61回 午前 問31
リハビリテーション医学
ICFに関する問題
ICFで「活動と参加」に含まれるのはどれか。
- 1態度
- 2認知
- 3行動様式
- 4対人関係
- 5支援と関係
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✓ これが正解4対人関係
解説
対人関係はICFの活動と参加に含まれる領域です。
ICF(国際生活機能分類)は、人の生活機能を、心身機能・身体構造、活動と参加の構成要素と、それに影響する背景因子(環境因子と個人因子)で整理する分類です。活動と参加には、学習と知識の応用、一般的な課題と要求、コミュニケーション、運動・移動、セルフケア、家庭生活、対人関係、主要な生活領域、コミュニティライフ・社会生活・市民生活の9つの章があります。
対人関係は、家族や友人、職場の人などと関わり、関係を築いて保つことを扱う章で、活動と参加に含まれます。一方、態度、支援と関係は環境因子の章の名前です。周りの人がどのような態度をとるか、どのような支援をしてくれるかは、本人を取り巻く環境として扱われます。認知は精神機能として心身機能に、行動様式は性格などと同じく個人因子に含まれる内容です。
したがって答えは対人関係です。本人が行うことは活動と参加、周りの人や物の在り方は環境因子、と区別すると迷いにくくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1態度:ここでいう態度とは、家族や社会の人々が本人に向ける見方や考え方のことです。ICFではこれを本人の外側にあるものとみなし、環境因子の一章に分類しています。
- 2認知:認知は、注意や記憶、思考などの精神の働きであり、ICFでは心身機能の中の精神機能として扱われます。活動と参加の構成要素ではありません。
- 3行動様式:行動様式は、性格や生活習慣などと同じく、その人自身の特徴として個人因子に含まれる内容です。活動と参加の章としては分類されていません。
- 5支援と関係:支援と関係は、ICFの環境因子の章の名前で、家族や友人、専門職などが本人にどのような支援をするかを扱います。活動と参加の対人関係とは区別されます。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問31(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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