第61回 午前 問30
理学療法評価学
半月板損傷に関する問題
半月板損傷の診断に有用なテストはどれか。2つ選べ。
- 1Apleyテスト
- 2Elyテスト
- 3Lachmanテスト
- 4McMurrayテスト
- 5Patrickテスト
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✓ これが正解1Apleyテスト
✓ これが正解4McMurrayテスト
解説
半月板損傷にはApleyテストとMcMurrayテストを用います。
半月板は、膝関節の大腿骨と脛骨の間にある三日月形の軟骨の板で、衝撃を吸収し、関節を安定させる働きがあります。半月板が損傷すると、膝を曲げてひねったときに痛みや引っかかり、クリック音が出ることが特徴で、これを誘発する徒手検査が診断に使われます。
Apleyテストは、うつ伏せで膝を90度に曲げ、足部から下腿を押し下げながら回旋させて、痛みが出るかをみる検査です。膝関節に圧を加えて半月板をはさみ込むことで症状を誘発します。McMurrayテストは、仰向けで膝を深く曲げ、下腿を回旋させながら伸ばしていき、痛みやクリックが出るかをみる検査です。どちらも、膝の屈曲と回旋で半月板にストレスをかける点が共通しています。ほかの肢は、筋の短縮、靱帯の損傷、股関節や仙腸関節の問題を調べる検査です。
したがって正解は、ApleyテストとMcMurrayテストの2つです。膝の屈曲と回旋で半月板をはさむ検査、とまとめて覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2Elyテスト:Elyテストは、うつ伏せで膝を曲げたときに殿部が浮き上がるかをみて、大腿直筋の短縮を調べる検査です。半月板の損傷を見つける検査ではありません。
- 3Lachmanテスト:Lachmanテストは、膝を軽く曲げた姿勢で脛骨を前に引き出し、前十字靱帯の損傷を調べる検査です。靱帯の検査であり、半月板損傷の診断には使いません。
- 5Patrickテスト:Patrickテストは、仰向けで足を反対側の膝の上に置き、膝を外側へ押し下げて、股関節や仙腸関節の痛みを調べる検査です。半月板の検査ではありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問30(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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