第61回 午前 問53
解剖学
中心後回に位置するの
中心後回に位置するのはどれか。
- 1一次運動野
- 2一次嗅覚野
- 3一次視覚野
- 4一次聴覚野
- 5一次体性感覚野
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✓ これが正解5一次体性感覚野
解説
中心後回には一次体性感覚野があります。
大脳の表面は、中心溝という溝で前の前頭葉と後ろの頭頂葉に分けられます。中心溝のすぐ前にある脳の高まりを中心前回、すぐ後ろにあるものを中心後回といいます。大脳皮質では、場所ごとに担う働きが決まっており(機能局在)、この問は中心後回にある領域を選ぶ問題です。
中心後回には一次体性感覚野があり、皮膚の触覚や痛覚、関節の位置の感覚など、体からの感覚の情報を最初に受け取ります。体の各部分に対応する場所が順に並んでいて、手や顔、唇などの感覚の鋭い部分ほど広い面積を占めています。一方、中心前回には一次運動野があり、体を動かす指令を出します。ほかの肢は、運動、嗅覚、視覚、聴覚の領域で、中心後回とは別の場所にあります。
したがって、中心後回に位置するのは一次体性感覚野です。中心溝をはさんで前が運動、後ろが感覚、と覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1一次運動野:運動の命令を脊髄へ送り出す領域は前頭葉の後端、つまり中心溝より前方の高まりにあります。感覚を受け取る後方の高まりとは溝をはさんで向かい合う位置関係です。
- 2一次嗅覚野:一次嗅覚野は、側頭葉の内側の奥の方にあり、においの情報を受け取ります。頭頂葉の中心後回とは位置が大きく異なります。
- 3一次視覚野:一次視覚野は、後頭葉の内側にある鳥距溝の周りにあり、目からの情報を受け取ります。中心後回には位置していません。
- 4一次聴覚野:一次聴覚野は、側頭葉の上の面にある横側頭回にあり、耳からの音の情報を受け取ります。中心後回ではありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問53(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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