第61回 午前 問54
解剖学
外側毛帯が伝える感覚情報
外側毛帯が伝える感覚情報はどれか。
- 1嗅覚
- 2視覚
- 3聴覚
- 4痛覚
- 5深部覚
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✓ これが正解3聴覚
解説
外側毛帯は聴覚の情報を伝える経路です。
感覚の情報は、それぞれ決まった経路(伝導路)を通って大脳皮質へ届きます。この問は、外側毛帯という経路がどの感覚を伝えるかを問う問題です。
聴覚の経路は、内耳の蝸牛で音を受け取ったあと、脳幹の蝸牛神経核に入り、上オリーブ核を経て、外側毛帯という線維の束を上行します。その後、中脳の下丘、視床の内側膝状体を通って、側頭葉の一次聴覚野に届きます。外側毛帯は、この聴覚の経路の途中で脳幹を上っていく部分です。似た名前の内側毛帯は、深部覚や触覚を伝える経路で、区別が必要です。ほかの肢は、それぞれ別の経路を通る感覚です。
したがって、外側毛帯が伝えるのは聴覚です。外側毛帯は聴覚、内側毛帯は深部覚と触覚、と左右の名前で対にして覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1嗅覚:嗅覚は、鼻の嗅細胞から嗅神経、嗅球、嗅索を通って大脳に届きます。脳幹を上行する外側毛帯は通らず、視床も経由しない特殊な経路です。
- 2視覚:視覚は、網膜から視神経、視交叉、視索を通り、視床の外側膝状体を経て後頭葉の視覚野に届きます。外側毛帯は通りません。
- 4痛覚:痛覚は、脊髄で反対側へ交差したあと、脊髄視床路を上行して視床へ届きます。外側毛帯を通る経路ではありません。
- 5深部覚:深部覚は、脊髄の後索を上行し、延髄で交差したあと、内側毛帯を通って視床へ届きます。名前の似た外側毛帯とは別の経路です。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問54(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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