第61回 午前 問70
運動学
運動軸に関する問題
運動軸が1つの関節はどれか。2つ選べ。
- 1腕尺関節
- 2母指IP関節
- 3示指MP関節
- 4肩甲上腕関節
- 5橈骨手根関節
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✓ これが正解1腕尺関節
✓ これが正解2母指IP関節
解説
腕尺関節と母指IP関節は運動軸が1つの蝶番関節です。
関節は、関節面の形によって、動く方向の数、つまり運動軸の数が決まります。運動軸が1つの関節には蝶番関節や車軸関節、2つの関節には楕円関節や鞍関節、3つの関節には球関節があります。
腕尺関節は、上腕骨の滑車と尺骨の滑車切痕でできる蝶番関節で、肘の屈曲と伸展という1方向の動きだけを行います。母指のIP関節も蝶番関節で、屈曲と伸展だけを行います。どちらも、ドアの蝶番のように1つの軸のまわりで動く関節です。ほかの肢は、運動軸を2つ、または3つもつ関節です。
したがって正解は、腕尺関節と母指IP関節の2つです。指のIP関節や肘の腕尺関節は蝶番で1軸、MP関節や手首は2軸、肩や股関節は3軸、と関節の形と結び付けて覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 3示指MP関節:示指のMP関節は顆状関節(楕円関節に近い形)で、指の屈曲・伸展に加えて、指を開いたり閉じたりする外転・内転もできます。運動軸は2つです。
- 4肩甲上腕関節:肩甲上腕関節は球関節で、屈曲・伸展、外転・内転、内旋・外旋の3方向に動きます。運動軸が3つある、最も自由度の高い関節です。
- 5橈骨手根関節:橈骨手根関節は楕円関節で、手首の掌屈・背屈と、橈屈・尺屈の2方向に動きます。運動軸は2つで、1軸の関節ではありません。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問70(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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